suna8’s blog

還暦を過ぎたジジーの気まぐれ日記

娘とはしご酒❸

この日の3軒目、結果的に最後の店は、娘が事前にチェックしていたちょっとプレミアムな感じの居酒屋に寄った。

❸軒目・・・「空」

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入り口からして渋く、フラッと寄るような店ではなく、あらかじめチェックした上でむ座していくような居酒屋だと思われた。食べログの予算枠でも分かるように、居酒屋としては高めの金額設定で、1軒目でがっつり飲み食いしたらそれなりの支払いになると思われるが、今回は3軒目ということで、軽めの飲食で終わったのは財布にやさしい結果となった。

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芋焼酎のロックとお通し

お通しからして何か凝った感じの料理である。スタッフが説明してくれたと思うが、例によって覚えていない。冷たい和風スープと言った趣であった。焼酎のブランドは「佐藤 黒麹」。

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だしまき卵

シンプルな「だしまき卵」もこんな感じの器(蓋つき)に入れられて出てくると、ワンランクアップした雰囲気になる。普通に美味しい。

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鮎の唐揚げ

魚料理は「鮎の唐揚げ」にしてみた。川魚のトップスターだが、これと競うのがアマゴである。以前、愛知県の山奥で食べたアマゴ尽くし定食が美味しくて忘れられない。このネタを「アマゴも美味しいよね」と、料理を持ってきたスタッフに話したら、「アナゴ?」と聞き間違えたようで「アマゴだよ」と言うと、アマゴ自体を知らないようであった。やはりカウンターに座って板さんに振るようなネタだろうか。

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白ナスの天ぷら

最近、TVでナスが美味しそうに映っていたのが記憶にあったせいか、ナス料理を選んだ。いかにも美味しそうな「白ナスの天ぷら」が配膳され、実際、とても美味しかった。〆という感じの料理ではないが、最後に食べた料理の印象で全体の印象が決まると思うので、結果的に良かったのではないかと思う。

ごちそうさま。1軒目として使いたい店だと思った。

 

以上、娘とのはしご酒が終わり、金山駅で別れた。

娘とはしご酒❷

1軒目の「安いが屋」から歩いてほど近い店を2軒目に選んだ。現時点ではほろ酔い程度で、まだまだこれからという感じである。

❷軒目・・・「串かつ でんがな」

この店には今までに何回か来ていて、その使い勝手の良さは確認している。店の造り、メニュー体系、価格帯という三要素がバランスよく揃っている。そして、最近知ったのがLINE登録によるクーポンである。まあ、大した値引きではないが、どうやら定期的にやっているらしく、何となくそれに誘われてしまう。今のところ「ドリンク1杯無料」というのが多い。今回もそれを利用することにした。

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LINEの画面

客の入りはそこそこ。でも、以前に比べれば少なく感じる。逆に言えば、ゆったり静かに飲み食いできるということで、店にとっては非効率だが、客側としては歓迎すべき状況とも言える。

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ピリ辛ザーサイ(191円)

1品目の「ピリ辛ザーサイ」は想像以上に辛く”激辛ザーサイ”と言ってもいいほどだ。でも、それはそれで気に入った。ちなみに娘は私以上に辛い物が好きなので、このザーサイはかなり気に入ったようだ。さらに単品の「ごぼうの唐揚げ(267円)」も注文した。

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串かつアラカルト(1本90円~)

次にこの店のメインメニューの串かつを注文した。二人ともそれぞれ好きなものを選んだ。私のオススメ「とうもろこし」と「牛串」は2本ずつ頼んだ。娘はそれに加えて「紅生姜」も頼んだ。これは大阪にしかない(と思われる)素材で、あまりお目にかかれない珍品だ。まあ、1本で十分って感じなのだが、時々無性に食べたくなる。

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どて焼き(1本134円)

ドリンクをお代わりしながらそえrぞれの串かつを消費していく。で、もう一品というところで、大阪名物の「どて焼き」を頼んだ。名古屋では「どて煮」と言って別の料理になるが、共通するのは味噌である。ただし、基本的に名古屋は赤味噌なのに対して、大阪では白味噌になる・・・はずであったが、出てきたのは白くない。どうやらアレンジされているらしい。実は、以前大阪で食べた白味噌ベースのどて焼は、正直言って好みの味ではなかったので、それ以来頼むことはなかった。でも、今回のどて焼きは美味しい。名古屋人の舌に合わせたのだろうか?そう言えばこの店のメニューにある「牛肉吸い」は大阪では単に「肉吸い」と言っているので、呼称に関してもアレンジされているようである。

3軒目につづく。

 

 

娘とはしご酒❶

2週間遅れの父の日ということで、娘がおごってくれるらしい。じゃあ、金山近辺で呑むことにしようということになった。いろんな店に行きたかったので、はしごをすることにした。

梯子酒・・・本来は、梯子を1段ずつ登っていくように、なじみの店を1軒ずつ尋ね歩いて飲むということであった。植木等の『スーダラ節』で歌われるように、サラリーマンらが帰宅前に数軒訪れることも多い。
Wikipediaより抜粋引用)

梯子酒をひらがなで「はしご酒」と書くと、藤圭子の歌のほうを指すらしい。

youtu.be

 

❶軒目・・・「安いが屋」

店名のように安いのが自慢の店らしいが、正直そんなに安くはない。強いて言えば、ランチタイムに提供されるテイクアウト弁当が税込み400円で、こちらなら安いと言える。手作り感のある日替わりのおかずで、2種類から選べるようだ。しかも、5回購入しスタンプが5個たまると1個無料になるという大盤振る舞いである。(スタンプ10個とか20個が普通だと思う)

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ランチタイム専用のポイントカード

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グランドメニュー

メニューを見て違和感を覚えたのが、串の「5種盛り」「10種盛り」の価格設定だ。串の単品が110円なので計算が合わない。それとなくスタッフに聞いてみたが違和感を拭うことは出来なかった。(なので今回は単品で頼んだが…)

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つくね、アスパラベーコン、ぼんじり

過去に聞いたオヤジの蘊蓄では、居酒屋の力量はポテトサラダの出来で分かる、とのことで、今回、それを倣ってみたが、よく分からなかった。まあ普通に美味しい。

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ポテトサラダ

結局、つまみ類は普通の値段で普通の美味しさだった。実はこの店の特長は安さではなく、ドリンクシステムのほうにある。ドリンク類はセルフサービス、というのはたまに見かけるが、この店のいわゆるドリンクバーは完全にフリーなのである。呑み放題という意味ではなく(呑み放題メニューもある)、ジョッキの中身はどんな形でもOKということで、種類は少なく安っぽい酒しか置いていないが、工夫をすれば1杯でも酔える。

【ドリンクバー】
・ビールサーバー
・チューハイサーバー
ハイボールサーバー
・追加のウイスキー(ストレート)
・各種フレーバー、その他酒類
・冷えたジョッキ
・氷サーバー

基本は冷えたジョッキを冷蔵庫から取り出し、サーバーで注ぎ、何かしらプラスするわけですが、例えばビールなら泡を最小限にして注ぐとか、ハイボールの場合は氷を少なめにしてウイスキーを追加して濃くするとかの”のん兵衛の技”も使えるわけ。単価が少々お高いので(2杯分のチケットで1000円弱)、工夫次第で元が取れそうという感じだ。薄くて氷の多いハイボールに何度も失望してきた人にはオススメのシステムだ。


(つづく)

 

久々のサイゼリヤでせんべろ

せんべろ・・・千円前後でベロベロに酔う事

大阪に単身で住んでいたころは、週末になると飲み屋街に繰り出して”せんべろ”を楽しんでいた。大阪の下町は安く飲み食いできる。ただ、”せんべろ”の意味合いで問題になるのが”べろべろ”だ。要は”しっかり酔う”ことなのだが、こうなるための酒量は人によって異なる。なので、「せんべろセット」なるメニューが提供されていても、ジョッキビール+おつまみ2品だったり、お好きなドリンク2杯+小皿1つだったりして、前者の場合にはべろべろになれる人は少ない。まあ、酒を2杯でも種類によってはそれなりには酔えないことも多いので、せんべろのハードルは高いと言わざるを得ない。

ただ、私にとって、サイゼリヤのメニューでせんべろが可能なのだ。

・ワイン500㏄(小デカンタx2、あるいは大デカンタ
・単品2品(程度)

他のファミレスでは、この形にしようとすると1000円は優に超えてしまう。サイゼリヤの最大の特長は”ワインが安い”という点に尽きる。何しろ、上記のワイン500㏄でたったの400円なのだ(先月までは399円)。残りの600円をつまみに充てられるのだ。しかも税込みなので、消費税が10%であろうが気にならない。ワイン500㏄と言えば、ボトルの3分の2の量である。平気で1本を空ける人もいるが、私は半分でも心地よく酔えるので、それを超えた量ならベロれるのだ。(まあベロベロって感じではないが)

上記で少し触れたが、先月までは大半の価格が249円とか399円など最後に9が付くことが多かったが、メニューの改版時にジャストな数値に変更されたようだ。元々安く見せるためだけで、お釣りに1円玉が出てくる鬱陶しさのほうが気になっていたが、昨今の事情を考慮したのか、細かいお釣りが出にくくしたようだ。(サイゼリヤは現金商売らしく、未だにキャッシュレス化が進んでいないせいもある)

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サイゼリヤのHPより

 

ということで、今回、久々に(名古屋の)サイゼリヤでせんべろを敢行した。

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白ワイン デカンタ250㏄(200円)

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アロスティチーニ(ラムの串焼き) 400円

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アスパラガスの温サラダ 250円

◎白ワイン デカンタ250㏄ x2= 400円
◎アロスティチーニ = 400円
◎アスパラガスの温サラダ = 250円

合計1050円、心地よくベロれた。まあ例によって、周りの学生やら若者やらがうるさかったが、それさえ気にならなければ、サイゼリヤでのせんべろはお勧めだ。(さらに言えば、昼呑みも堂々とできる)


余談。

座席の間に衝立(パーティション)が設置されていて、なんとなく”匿名希望”のインタビューシーンを思い出した昭和なオヤジ。

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ビミョーに透けている

以上。

 

マイベスト10な映画『十戒』

映画が好きで、映画館での鑑賞はもとより、ビデオテープ(VHS)、レーザーディスク、DVDを経て、今では好きな映画をブルーレイで揃えようとしている。マイベスト10なるものを列挙しようとすると、かなり迷うのも事実で、でもそんな中に絶対に入っているのが、セシル・B・デミルが監督した『十戒』だ。テーマ自体に深い興味はないが、俳優の見事な演技やCGを使わない(CG自体がなかった時代)スペクタクルな映像がとても魅力的で。何度となく観ている。

十戒』(じっかい、The Ten Commandments)は、1956年のアメリカ合衆国の映画。歴史映画で「旧約聖書」の「出エジプト記」を原作として制作されたスペクタクル映画。純正ビスタビジョンで撮影されて、製作・監督はセシル・B・デミルで、彼は本作が公開された3年後に亡くなっているため、これが最後の作品となった。出演はチャールトン・ヘストンユル・ブリンナーアン・バクスター、など。聖書に書かれている紅海が割れ、その中をモーセなど出エジプトの民が海の中を進むクライマックスシーンはあまりに有名。後に世に出されるアニメなどの作品でも、このシーンを元にした物が使用される事は多い。上映時間232分。(Wikipediaより抜粋引用)

 昨日、録画して観た再放送の「刑事コロンボ」に犯人役で登場したアン・バクスターは、この映画では王女役で登場する。美人で妖艶な雰囲気がスクリーンに映える。その彼女がTVドラマの犯人という役柄で登場するのだから、びっくりせざるを得ない。しかも、その人物の背景が”過去には映画スターだったが今は落ちぶれてTVドラマに出ている”というもので、失礼ながらアン・バクスターの現実にも近いものがある。

1940 スワンプ・ウォーター  
1942 偉大なるアンバーソン家の人々
1943 潜航決戦隊/熱砂の秘密/北極星
1945 ロイヤル・スキャンダル
1946 悪魔と天使/剃刀の刃
1947 帰郷1948 幸福の森/廃墟の群盗
1950 彼女は二挺拳銃/イヴの総て
1952 人生模様
1953 私は告白する/青いガーディニア
1954 カーニバルの女
1955 暴力には暴力だ!
1956 十戒/三人のあらくれ者
1958 生きていた男
1960 17年目の恋の季節/シマロン
1962 荒野を歩け
1965 底抜け男性No.1(クレジットなし
1967 間抜けなマフィア/太陽の流れ者(テレビ映画
1970 チャレンジャー(テレビ映画)/悪の祭典(テレビ映画
1971 愚者の行進
1973 刑事コロンボ・偶像のレクイエムテレビシリーズ第14話
(以下略)
Wikipediaより抜粋引用)

ということで映画『十戒』に、当時33歳のアン・バクスター(ネフレテリ役)の登場シーンのスクリーンショットを並べてみる。(衣装のバリエーションが素晴らしい)

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(C)1956 Paramount Pictures Corporation

www.amazon.co.jp

 

以上。

刑事コロンボ#14「偶像のレクイエム」

原題:Requiem for a Falling Star(直訳:堕ちゆくスターへのレクイエム)

日本語版:1974年 NHK総合

 
【今回の小ネタ】
 
☆汚すぎるコロンボの愛車プジョー
今回のコロンボの愛車もわざとらしく汚い。しかも、2回前のエピソード「アリバイのダイヤル」に登場した時とそっくりな汚れ方。おそらくそのままの状態で続けて撮影したと思われる。2つのエピソードの間はロンドンが舞台でありコロンボの車は登場しないので、おそらくこの推測は当たっているように思う。

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上が前々回のプジョーで、下が今回

あと、珍しくプジョーの正面の映像がアップで登場したので、思わずキャプチャー。 

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☆今回も災難なジャガー
悪の温室」でも崖から落とされたジャガーEタイプが、今回も災難に遭う。しかも、ガソリンで火を付けられ爆発炎上、丸焦げになってしまう。モックアップではなく本物っぽいので、もったいない気がするが。

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ただ、ボディーは丸焦げなのに、ホイールがピカピカなのがちょっと気になったが。
 
☆いかにもアメリカンな犯人の車
例の紀要によると、犯人が乗っているいかにもアメ車なでかい車は、リンカーン・コンチネンタル・マークⅣという車種で、その排気量はなんと7500㏄だという。日本車なら2500㏄でも大きい方なのに、その3倍の排気量とは信じがたい。ちなみにWikiによると、燃費はリッター4.8kmのようだ。

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☆犯人役のスター
どこかで観たと思ったら、好きな映画の『十戒』に登場するアン・バクスターではないか。この映画はオヤジギャグではないけど10回以上観ている。残念ながら映画館では観られなかったが、レーザーディスクで観て、DVDで観て、最近ではブルーレイに買い替えて観てしまうほどのお気に入り。チャールトン・ヘストンユル・ブリンナーという大物俳優と対等に演技している姿は、印象に深く残った。その映画女優刑事コロンボというTVドラマに配役されていてちょっとびっくりしたが、現実でも彼女はスクリーン上からTVの画面に、その舞台を変えたようで、偶然の一致なのか意図的な起用だったのかは不明だ。『十戒』のアン・バクスターについては別の日記で書いてみたい。
 
☆タイプライター文化
例えば、英語圏では文字数は26種類でそれに加えていくつかの記号で文章が書ける。なので、早くからタイプライターが普及していて、このコロンボでも何回か登場している。今回も地味に登場したのだが、タイプライターで思い出す映画が『ユー・ガット・メール』だ。この映画も『十戒』同様に大好きな映画で、繰り返し観ている。ラブコメディーの最高傑作だと思っている。

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上が今回のタイプライター、下が映画で登場したもの

以上。

 

久々のスリランカ・カレー

大阪にいた頃には”大阪スパイスカレーブーム”もあって、カレー店には足しげく通った。同時に、食べログにも頻繁に投稿していたので、カレー店に関しては下記のような『まとめ記事』も書いていた。

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食べログは、大阪から移動すると同時に飽きてしまい、上記の記事の続きは書いておらず、未完になっているが、それでも色々と行ったものだ、と我ながら感心する。いつになったら”最終報告”を書くのだろうか?

そして今回、久々にカレーを店舗で食べた。名古屋市金山駅の近くにあるスリランカ料理レストランである。

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最近、金山界隈に出入りしており、昼間に付近で外食することも増えてきている。そして、この店を見つけた時に、「久々にスリランカカレーもいいなぁ」と思って、即ランチタイムをここで過ごすことにした。

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店舗外観

中に入るとテーブル席が4組ほどとカウンターがある。カウンターは本来3人掛けサイズなのだが、昨今の諸事情で2席になっていた。先客が3組、テーブル席に座っていた状況で、当然ながら私はカウンター席に座るよう案内された。

席にメニュー冊子は置いておらず、店内の壁に掛かった黒板に料理名がずらりと書かれていた。

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(表示価格は税別)

アチラ系のカレー屋さんにはありがちなメニューである。色々目移りしたが、初回訪問の今回はセオリーに従って、左上の”カリーライスランチ”を選んだ。枠外に辛さ調節の記述があったので、気さくなホール係兼会計担当のスタッフ(現地人っぽい)に「辛さの基準は?」と聞くと、「2が標準で現地の辛さは5です」との回答だった。これも、想定内の内容で、「じゃあ、初回なので2辛でカリーランチを」とオーダーした。

それなりに狭い厨房内には3人の調理担当がいた。この規模の店にしては多いような気がする。私が大阪で住んでいた時に、住処の近所のインドカレー店では厨房には一人しかいなかった。しかも、この店の規模より大きい。でも、何となくその理由が分かった。あくまで推測だが、この店のレジ横には数種類のパンが並んでいるガラスケースが置いてあり、購入することが出来る。私もテイクアウトで2個購入したのだが、カレーの会計とは別になっており、なるほどと思った。つまり、厨房の中の1人がパン焼き担当で、いわゆる『間借り』しているのではないかと。

大阪のカレー屋でよく見かけた『間借り』は、夜の部の店を昼間に”間借り”して、カレー屋を営業しているという形態で、通称もそのまんま『間借りカレー』である。今回の店は、その変形バージョンで、なかなか面白いなと思った(あくまで推測だが)。売られているパン自体もスリランカ(やインド?)のものらしく、カタカナで付けられた名称からは味や中身が想像できないものが多かった。

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カリーライスランチ

……と、色々と想像しているうちにカレーが目の前に配膳された。日本人向けにアレンジされた形態だけど、カレー自体やさらさらとした黄色いバスマティライスパパドなどはきちんとアチラ風だった。

ということで、カリーライスランチとパン2個の会計を済まし、店を出た。6月の日差しは思ってた以上に厳しかった。


ごちそうさまでした。

 

以上。