suna8’s blog

還暦を過ぎたジジーの気まぐれ日記

仕事のあとの一杯(二杯だけど)

串かつ「でんがな」金山南口店。この店は今までに2回訪問したが、大阪の串かつ屋のイメージに近いのでお気に入りである。

18時までの注文分はハッピーアワーということで、ドリンク類が安くなる(とは言っても種類は限定されるし、それほど安くはならないが……)。

ハイボール(キャベツは無料)

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◎串かつ5本セット(玉ねぎ、ナス、ソーセージ、鶏、牛)

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◎追加の単品(コーン、紅ショウガ)

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ライン登録するとドリンク一杯サービスとの事だったので、さらにハイボールをいただいた。合計で、税込み1,142円、リーズナブルに酔えた。

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※個人的なコツ:一人で安く呑みたい場合は(高粗利の)サイドメニューは頼まないこと。

以上。

刑事コロンボ#13「ロンドンの傘」

原題:Dagger of the Mind(直訳:心の短剣
日本語版:1974年 NHK総合

 
【今回の小ネタ】
 
今回のエピソードはロンドンが舞台になっている”出張捜査”である。イギリスだからというわけではないが、やたら乗り物が目立っていた(逆に、出張なのでプジョーは登場しない)。そこで、今回はその乗り物に着目してみた。なお、ネタについて、今回は時系列ではなく順不同となっている。
 
☆自転車が初登場!? 
刑事コロンボに自転車が登場したのは初めてのように思う(最初で最後?)。『古畑任三郎』では、古畑がセリーヌブランドの自転車に乗っていたのは有名だが。

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☆航空機も少し出てきた
今回はロンドン出張ということで、ロサンゼルスからロンドンへ飛行機によって移動するという前提で、乗っているシーンこそないが空港で荷物を受け取るシーンから始まる。その演出として主に2種類の旅客機の映像が流れるが、片方の飛行機が今はなきPanAmerican航空(俗称:パンナム)である。これは、SF映画の名作『2001年宇宙の旅』に登場するスペースシャトル(下記写真右下)でも有名で、残念ながらパンナムは2001年より10年前の1991年に経営破綻している。

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ちなみに、写真右上の「BEA」も合併して、今はBritish Airwaysとなっている。航空業界も栄枯盛衰が激しいようだ。
 
☆イギリス製の車のオンパレード
イギリスでのエピソードということで、いろんなシーンでイギリス製の車が色々と登場する。街中のシーンもあるので数え出したらきりがないが、登場人物に関係する車だけでも様々だ。「トヨタ博物館紀要」の記事を参考にして、以下に整理してみた。
 
❶まず、最初に登場するのがコロンボを迎えにいった刑事部長の車「ローバー2000」。イギリスは日本と同じ、右ハンドル・左側通行なので見ていてもまったく違和感がない。しかも、この車はなんとなく昭和の日本車っぽい。

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❷次は犯人(夫婦)が乗っている「モーガン4-4」である。車内は狭くて大柄の人はかなり窮屈ではないだろうか。でも、クラシカルでカッコいい。

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❸そして被害者が乗っていた(であろう)「ロールスロイス」は定番だ。乗車しているシーンはないが、車庫番が磨いていたりするシーンが印象的だ。

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❹あと、レアな話ではあるが”紀要”に載っていたトリビア情報として、”コロンボを乗せたローバーの前を走るMGBが前面に「L」というステッカーを付けている”のは、教習中という意味らしく、日本でいうところの「仮免中」というやつだろう。”L"はLearnerの頭文字とのこと。 

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❺さらに”重箱の隅”情報としては、コロンボを乗せたダーク警視正の車が、移動中に入れ替わったという話で、車種としては同じジャガーであるが、型式としてはXJ6XJ12に変わったということで、よほどのマニアでないと気付かないと思う。

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上がジャガーXJ6、下がジャガーXJ12

☆今回も小道具が興味深い

毎度おなじみの小道具に着目してみた。1つはいつものようにカメラで、コロンボは妙に四角張ったカメラをロンドンに持ち込んで、色々と映していた。そして、偶然近くにいた人のカメラも画面に登場したが、こちらはどうやらNikonの一眼レフのようである。

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追記
コロンボが構えている左のカメラの型番をざんぱの氏よりご教示頂いた。「Argus-C3」という米国製のカメラとのこと。無骨なデザインでコンパクトとも言えないようなこのカメラを、なぜコロンボがわざわざ旅行カバンに入れてイギリスに持ち込んだのかは不明。

news.mapcamera.com


あと、キーアイテムとして『不思議の国のアリス』(Alice's Adventures in Wonderland)の初版本が登場するが、どう見ても小道具だ。実際の初版本とは似ても似つかない。

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左が小道具、右が本物
☆イギリスでのエピソードではあるが!?
 実際にイギリスで撮影されたのは、ロンドン市街の各ロケーション・ショットと1か所の室内シーン(コロンボが「女人禁制?」と聞いた紳士クラブ)だけで、それ以外のシーンはすべてカルフォルニアで撮影されたらしい。
 

以上。

 

コロンボに登場する将来のスター

刑事コロンボ PR』の第9回は「スター編」。コロンボには様々な役者が登場し、その中で犯人役は撮影当時のスターではあるが、それ以外の端役の中に、将来スターとして名を馳せる人物がいたりする(らしい)。そのあたりあまり詳しくないので、今回の番宣で「そうなんだ」と思う程度ではあるが。

 (以下のTVのスクリーンショットは©2020 NHK BSP

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◇ ◇ ◇ ◇ 

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まず紹介されたのが、ジェフ・ゴールドブラム。「ハッサンハラーの反逆」でデモ隊に混じっているエキストラに近い配役だったので、知っていても気付く人はほとんどいないのではないだろうか。
次に登場するのが、パット・モリタ (故人)で、「黒のエチュード」では犯人宅の使用人の役であった。結構、映っていたので記憶に残る人物であった。

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女性のスターとしては、ブライス・ダナーキム・キャトラルが紹介されるが、どちらも知らないので、ネタたとしては個人的には残念と言える。特に、ブライス・ダナーのほうは、親子で女優となっていて、ナレーションで”そっくり”と言っているが、似ているとは思わなかった。

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今回のゲストは以前にも1回登場した泉谷しげる氏で、「愛情の計算」で登場したロビーについて語っている。あのエピソードは賛否両論のあるちょっと変わった設定で、マニアにはたまらない仕掛けだが、一般のコロンボ・ファンには不評のようである。

youtu.be

eiga.com


以上。

 

 

久々のステーキ

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ビーフステーキ

なぜか父の日の昨日、夕食にステーキが登場した。特にリクエストもしていないのに。実は不幸にも、家で食べるステーキにはあまり美味しかったという記憶がない。でも、今回のステーキは柔らかくてジューシーで美味しかった。特に高い肉じゃないと言う。ごちそうさま。

コロンボに登場する車について

刑事コロンボ』の魅力は語りだすとキリがないが、その中の一つに、ドラマ中に出てくる様々な車があると思う。主に1970年代のアメリカを走っていた車で、コロンボのマイカーもそうだが、それらの車がアメ車だけではない点も興味深い。中には日本車もチラッと映っていたりもする。

その代表はもちろん、コロンボが乗っているフランス車の『プジョー』である。詳しい解説はこれまでもたくさんの人によってなされて来たので、ここでは触れないが、以下にプジョーをはじめとした車に関して、ちょっとレアな情報をまとめてみることにした。

まず、私も愛読している『刑事コロンボ 完全捜査ブック』の監修をされている町田暁雄氏のコレクションの写真だ。

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これは、町田氏によると、2002年頃にユニバーサル・スタジオの駐車場(車置き場)で撮られたものらしく、現役を退いてからかなり経過している様子が伺える。まあ、元々オンボロだったので違和感はないが、よく見ると2台あることが分かる。これはなかなかお目にかかれないレアな風景だと思う。なお、ここにはバック・トゥ・ザ・フューチャーデロリアンも置いてあるようだ。

元々、町田氏がTwitterに投稿したのを見つけ、写真の利用許諾依頼をかけたもので、快くOKして頂いた。(下記にその経緯を掲載)

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なお、町田氏はコロンボの同人誌『COLUMBO ! COLUMBO !も作られている。こちらもいずれ入手したいと思っている。

次に、ネット上を丹念に検索していて、下記のようなWebページを発見した。

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よく見ると、あのトヨタ博物館学芸員である山田耕二氏という方が『刑事コロンボ』に登場する車について書かれており、さすが、車の専門家だけあって、かなりマニアックな視点で解説されている。プジョーについてはもちろんのこと、各エピソードごとに、そこに登場する主な車に関して、微に入り細に入り書かれており、更にはエピソードに関してのあらすじや所感も交えたりと、この人は車と同じぐらいコロンボが好きなんだな、と感じることが出来る。

そして最後のネタ。上記で紹介したWebページの最後に、ここに書かれている以外のエピソードに関しては、『トヨタ博物館紀要』という冊子に載せている、となっており、それが気になってしょうがなかった私は、トヨタ博物館に電話をかけて取り寄せてしまったのだ。送料のみ負担で冊子自体は無料である。

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コロンボに関する記事「配役されるクルマー刑事コロンボの場合」は、全26ページで、なかなか読みごたえがある。ただし、Webページとは異なり写真は白黒である。その点は少し残念だが、主体は興味深い文章のほうなので大きな問題ではない。

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エピソード2(※)からエピソード45までの詳細な解説が、マニアックな視点で書かれており、コロンボファンはさることながら車マニアも必読である。(※ 単発版のエピソード1には車は登場しない?)

以上。

 

コロンボのトリビア情報

刑事コロンボ PR』の第8回は「トリビア」となっていて、どんな意外な情報が出てくるかと思いきや、昔からのコロンボファンには常識とも言える内容だった。まあ、新しいコロンボファンにとっては面白いネタかも知れないので、これはこれでいいとは思うが、もう少しレアなネタを提供して欲しい気もする。個人的には、いわゆるメイキングものにして欲しい。しかも、米国の制作時のものと日本語版を制作した時の話の両方が見たい気がする。でも、それだとおそらく5分では足りないということになるか。悩ましい。

 (以下のTVのスクリーンショットは©2020 NHK BSP

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◇ ◇ ◇ ◇ 

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コロンボの好物は「チリ」。作品中に何度となく出てくるので、コロンボファンは気になってしょうがない。何しろ、日本では(今でさえ)一般的な食べ物とは言えないからだ。知らない人は、どんな味なのか気になってしょうがないはずだ。かくいう私も、今年になって初めてチリを自分で作って食べた(超簡単レシピ日記)ほどで、まあ味としては普通だった(コロンボが食べているものと同じ味なのかは不明)。コロンボも、とあるエピソードで「飽きるから今回は豆抜きで」などと言うぐらいだから、元々そんなに旨いものでもないだろう。

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今回のゲストはケラリーノ・サンドラヴィッチ氏だ。 失礼ながら聞いたことのない人で、コメント自体もコロンボの食べている「チリ」に関してのみで、どんな人かは分からず仕舞い。チリの味ことを”辛いミートソースの上の部分みたい”とうまく表現していたので、グルメ評論家とでも認識しておこう(違うけど)。

さて、今回はここからがメインだ。コロンボシリーズの名わき役と言えるマイク・ラリー氏の紹介である。実際にはサブキャラでもなく名前が付いていない役(uncredited)も多いので、わき役というよりエキストラに近い。でも、かなりのエピソード(40回も?)に登場しているらしいので、”ウォーリーを探せ”みたいに数えるのも面白いかも知れない。中には写真立ての中の写真も彼だという噂もあるようだ。

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 (↑最後の4つはこの番宣のエンディングの小窓に映っていたもの)

なお、米国サイトのIMDbによると、下記のエピソードに出演したことになっている。これによると1作だけ(#25 "A Friend in Deed"、邦題:権力の墓穴)に氏のクレジットが出ているようだ。あとで確かめてみたい。

Columbo (TV Series)
Police Photographer / Bartender / Fruit Seller / ...
- Murder Under Glass (1978) ... Fruit Seller (uncredited)
- The Bye-Bye Sky High I.Q. Murder Case (1977) ... Club Member (uncredited)
- Old Fashioned Murder (1976) ... Sgt. George Carter (uncredited)
- Last Salute to the Commodore (1976) ... Police Photographer (uncredited)
- Now You See Him (1976) ... Michael Lally (uncredited)
- Identity Crisis (1975) ... Cab Driver (uncredited)
- A Case of Immunity (1975) ... Police Photographer (uncredited)
- Forgotten Lady (1975) ... Party Guest (uncredited)
- Playback (1975) ... Man in Snack Bar (uncredited)
- Troubled Waters (1975) ... Waiter (uncredited)
- By Dawn's Early Light (1974) ... Detective (uncredited)
- Negative Reaction (1974) ... Old Man in Alley (uncredited)
- An Exercise in Fatality (1974) ... Charlie (uncredited)
- A Friend in Deed (1974) ... 2nd Bartender
- Swan Song (1974) ... Man Tallying Figures (uncredited)
- Mind Over Mayhem (1974) ... Scientist (uncredited)
- Publish or Perish (1974) ... Bartender (uncredited)
- Double Exposure (1973) ... Parking Lot Guard (uncredited)
- Candidate for Crime (1973) ... Campaign Worker (uncredited)
- Any Old Port in a Storm (1973) ... Bartender (uncredited)
- Double Shock (1973) ... Man in Bank Vault (uncredited)
- A Stitch in Crime (1973) ... Cop with Orange Juice (uncredited)
- Étude in Black (1972) ... Mike - Mechanic (uncredited)
- Blueprint for Murder (1972) ... Man in Line (uncredited)
- Short Fuse (1972) ... Tram Operator (uncredited)


追記。

ということで、DVDで確かめてみたら、確かに『権力の墓穴』のエンド・クレジットに”MIKE LALLY”が出ていた。もちろん、ドラマ中でも堂々とバーテンダーを演じていた。

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以上。

 

 

コロンボと世界の観光地

刑事コロンボ PR』の第7回は「世界のコロンボ」となっていて、アメリカ以外でも人気であることを紹介している。やはりコロンボ全世界共通の人気者なんだと。確かに憎めないキャラではある。ただ、かなり癖があるので、万人向けというわけでもないとは思う。

 (以下のTVのスクリーンショットは©2020 NHK BSP

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◇ ◇ ◇ ◇ 

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 まずはハンガリーのブダペストが紹介された。なんとなく意外な感じだが、ここには何と刑事コロンボの銅像があるという。しかもそばにはドッグもいるという凝りようだ。日本にもこんな銅像を造ってくれないかな。ただ、造るとしてその設置場所に関してどこがふさわしいか、かなり検討の余地があるとは思う。

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まあ、世の中、誰も似たようなこと(コロンボの真似)をやるもので、お国は違えど同じ人間なんだな、と思えるシーンがあったりして楽しい。

ちなみに、Googleのストリートビューでは、どうやってもコロンボの後ろ姿しか見られなかった。

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◇ ◇ ◇ ◇ 

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次はドイツのヒレスハイムにある「クリミナルハウス」(Das Kriminalhaus)というショップの紹介だ。基本的にはカフェらしいが、ミステリー小説のコレクションもすごいようで、クリスティーの初版本一式などもあるらしい。その中にコロンボも含まれており、オーサー夫妻はコロンボファンという話だ。カフェではコロンボの好物であるチリも用意されている。

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ラテ・マキアート・コロンボ」が気になる。

 

以上。