suna8’s blog

還暦を過ぎたジジーの気まぐれ日記

刑事コロンボ#14「偶像のレクイエム」

原題:Requiem for a Falling Star(直訳:堕ちゆくスターへのレクイエム)

日本語版:1974年 NHK総合

 
【今回の小ネタ】
 
☆汚すぎるコロンボの愛車プジョー
今回のコロンボの愛車もわざとらしく汚い。しかも、2回前のエピソード「アリバイのダイヤル」に登場した時とそっくりな汚れ方。おそらくそのままの状態で続けて撮影したと思われる。2つのエピソードの間はロンドンが舞台でありコロンボの車は登場しないので、おそらくこの推測は当たっているように思う。

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上が前々回のプジョーで、下が今回

あと、珍しくプジョーの正面の映像がアップで登場したので、思わずキャプチャー。 

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☆今回も災難なジャガー
悪の温室」でも崖から落とされたジャガーEタイプが、今回も災難に遭う。しかも、ガソリンで火を付けられ爆発炎上、丸焦げになってしまう。モックアップではなく本物っぽいので、もったいない気がするが。

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ただ、ボディーは丸焦げなのに、ホイールがピカピカなのがちょっと気になったが。
 
☆いかにもアメリカンな犯人の車
例の紀要によると、犯人が乗っているいかにもアメ車なでかい車は、リンカーン・コンチネンタル・マークⅣという車種で、その排気量はなんと7500㏄だという。日本車なら2500㏄でも大きい方なのに、その3倍の排気量とは信じがたい。ちなみにWikiによると、燃費はリッター4.8kmのようだ。

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☆犯人役のスター
どこかで観たと思ったら、好きな映画の『十戒』に登場するアン・バクスターではないか。この映画はオヤジギャグではないけど10回以上観ている。残念ながら映画館では観られなかったが、レーザーディスクで観て、DVDで観て、最近ではブルーレイに買い替えて観てしまうほどのお気に入り。チャールトン・ヘストンユル・ブリンナーという大物俳優と対等に演技している姿は、印象に深く残った。その映画女優刑事コロンボというTVドラマに配役されていてちょっとびっくりしたが、現実でも彼女はスクリーン上からTVの画面に、その舞台を変えたようで、偶然の一致なのか意図的な起用だったのかは不明だ。『十戒』のアン・バクスターについては別の日記で書いてみたい。
 
☆タイプライター文化
例えば、英語圏では文字数は26種類でそれに加えていくつかの記号で文章が書ける。なので、早くからタイプライターが普及していて、このコロンボでも何回か登場している。今回も地味に登場したのだが、タイプライターで思い出す映画が『ユー・ガット・メール』だ。この映画も『十戒』同様に大好きな映画で、繰り返し観ている。ラブコメディーの最高傑作だと思っている。

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上が今回のタイプライター、下が映画で登場したもの

以上。