suna8’s blog

還暦を過ぎたジジーの普通の日記

刑事コロンボ#20「野望の果て」

原題:Candidate For Crime(直訳:犯罪の候補者)

日本語版:1974年 NHK総合

 
【今回の小ネタ】
 
☆犯人の車について
犯人はあまり車には乗らず、エピソード内ではっきり映ったのは夜のシーンだけ、その車種はシボレー・インパラ(第5世代)で、実はこれは選挙参謀の車だ。自分の車は犯行現場に残っている。

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アタッシュケースについて
車より登場回数の多い犯人のアタッシュケース(ブリーフケースとも言う)。この時代にはこういうタイプの鞄が流行っていたのか、その後、私が社会人になった頃にも、会社の先輩がサムソナイトのアタッシュを持っていてカッコよく見えた。その影響で、自分もアタッシュケースを買って使っていた。ちょうど今回のようなデザインだった。現在ではソフトタイプが多く、このタイプはあまり見かけないのが残念だ。

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☆サンドイッチとポーカーの関係
エピソード内ではかなり後半のほうに出てくるホテルの一室に設けられた記者室。4人の記者がポーカーで遊んでいるが、 そこにはサンドイッチが見える。これは、サンドイッチの起源の話を、ステレオタイプ的に演出したのではないかと思った次第。

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☆いつものようにレトロな小道具
歯医者にあったラジオと選挙事務所(?)にあるテレビ。いかにも昭和(日本じゃないけど)なアイテムである。ともにアナログなのは当然だが、特にTVは足つきという形状は、今では考えられないデザインだ。TVは家具の一種という扱いだったからだろう。

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☆レトロと言えばコロンボ
 シリーズ内で一番のレトロはコロンボ自身とも言えるが、その言動は味わいがある。持ち物に関しても同様で、今回、公道で自車を警官に止められたシーンで、グローブボックスから免許証を取り出すシーンがあるが、正体不明のアイテムがチラリと映る。電話の受話器のようにも見えるが違うように思うし、あと、免許証が意外にもペラペラっぽいのも気になった。だから封筒に入れてしまっておいたのだろうか。

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後のシーンで、ホテル内の一室でソファーに寝転んで新聞をかぶって寝ているコロンボ。その新聞をよく見てみると、漫画だったりテレビ欄だったりするのが分かり、なんとなくコロンボっぽいと思った。
 
☆違和感その1
撮影や編集の都合でシーンのつなぎ目の前後に違和感を覚えることが多いコロンボだが、今回もいくつかそういう箇所があった。まずは、新調したジャケットのカバーが「勝手に動く」シーン。細かすぎてどうでもいいネタだが。

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☆違和感その2
 次に犯人の事務室の机の上にある鉛筆立てが「勝手に横になったり立ったりする」シーン。まあ犯人が触ったかも知れないが、そんな雰囲気はなかった。でも、これもどうでもいいネタだ。

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☆違和感その3
これは過去にもいろんな人が指摘している「NGではないが限りなくNGっぽい」シーンである。下記の写真を良く見ると手書きの図がシーンごとに微妙に異なっている。特に、最初に書いたバツ印が「十」(写真左上)なのに次のシーンでは「✖」(写真右上)になっている。そしてまた「十」(写真左下)にもどって、最後には・・・と変化している。道路の形状から、結局パネルは3種類あったようだ(写真右の上下は同じもの)。

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そして、最後の仕上げがこれ。また上記3枚目のシーンに書いたパネルに戻るのだ。少なくとも2回はリテイクしていると思われる。結構長いカットであることは確かだし。

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☆考える人、考えすぎる犯人
なぜか犯人の事務室にロダンの考える人の置物があった。特に意味はないかも知れないが、今回の犯人はコロンボの執拗な捜査(状況証拠による推理)に乗せられて、後付けで証拠を捏造してしまうわけだが、それは考えすぎて墓穴を掘ったとも言えるので、この置物がそれを暗喩していたのかも知れない。これも考えすぎか。 

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リボルバー式けん銃とサイレンサー
よく登場するサイレンサー。けん銃の発射音を低く抑える装置として、スパイものによく登場するアイテムだが、オートマチック式(ピストル)に装着するものだと思っていたが、今回はリボルバー式。ネットで検索してみると下記のような記事が見つかった。

リボルバーにサイレンサーを装着して消音効果はありますか?(サプレッサー付きリボルバーとは?) | HB-PLAZA

あるにはあるようだが今回のようなスマートな外観にはならないようだ。単に小道具としての存在なのか、それとも当時は実際に存在したのかは不明。

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以上。