suna8’s blog

還暦を過ぎたジジーの気まぐれ日記

刑事コロンボ#41「死者のメッセージ」

原題:Try and Catch Me(直訳:私を捕まえてごらん)

日本語版:1978年 NHK総合

 

【今回の小ネタ】
 
☆今回登場する乗り物
今回のエピソード、実は”乗り物”が3種類登場する。と言ってもそれぞれそんなに目立たず、ストーリーのほとんどが室内で進行していく。まず、冒頭で飛行機が少しだけ出てくるが、これはどうみても航空会社の宣伝用ビデオを借りている。1969年に期待を背負って登場した「BOEING 747」いわゆるジャンボジェットだ。ちなみに下記写真の下の機体は『Airport75』にも登場したようだ。
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そして車であるが、犯人の車も目立つが何といってもコロンボの愛車が1番目についた。というのも「こんなにボロボロだったっけ?」と思うほどひどい状態なのだ。まあ、確かに以前メキシコで衝突事故を起こしたりしているが、修理はしないのだろうか。で、今回最初に出てくるのが被害者の車「メルセデスベンツ 450SL」と「ロールスロイスコーニッシュ」である。この2台、車種の組み合わせは前回のエピソードと同じである。さらに、最後の方には船も登場する(後述)。

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☆小道具いろいろPart1
このエピソード、”ミステリー作家VS現職刑事”(※)という、いつもよりもミステリーの要素が強く、そのためか小道具もたくさん登場する。どの小道具がストーリーに絡んでくるかはその場では分からない。でも、伏線探しとしてもチェックしながら見るのは楽しい。今回も最初のほうでカセットテープレコーダーが登場するが、残念ながらストーリーには絡まなかった。(※この組み合わせで思い出すのが、古畑任三郎の『殺しのファックス』というエピソードで、最後に犯人が墓穴を掘るところなど似ている点もある)

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☆小道具いろいろPart2
今回の殺人は前回のエピソードと同様に計画殺人である。さすが犯人がミステリー作家というところだが、詰めが甘く見てられない。まあ、そうでもなければ完全犯罪が成立しコロンボの立場がないのは事実ではあるが。そして、いつもよりミステリードラマっぽくすべてのシーンで目が離せない内容で、その中でも特にコロンボの手帳の表紙側が大きく映し出されたのに目がいった。あと、コロンボにこだわっていて(足で稼ぐ刑事なので当然か)、フランス製にあこがれていて、イギリス製は気に入っていないらしい。

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ただし、最後の決め手となる「ミステリー原稿の切れ端」は、ちょっと無理があるように思った。おそらくこのエピソードの放送作家は、これを最初に思いついてから全体のストーリーを組み立てたのではないかと思う。気持ちは分かるが・・・


☆続・たぶんマイク・ラリー氏
連続出演記録が出そうなほど、出番が多くなっているマイク・ラリー氏。しかも今回はカメラが氏の姿を追ってパンしているのである。セリフはないが、このシーンを撮るのにそれなりのリハーサルが必要だったに違いない。

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☆三度目の渋いコロンボ登場シーン
以前のエピソード、そして前回のエピソードでも逆光の中、紫煙と共にコロンボのカッコいい登場シーンがあったが、今回は登場シーンではないものの、途中のシーンで似たような雰囲気のシーンがあって、やっぱりカッコいい。もしかして、ピーターフォーク自身が気に入ってしまったのではないかと思ってもみたり。

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☆本の表紙デザインがいい加減
作家である犯人の新作発表らしい公演会のシーンが出てくるが、その会場に積まれている複数の作品。ハードカバーのように見えるが、もしそうだとしたらワンパターンの表紙のデザインには違和感がある「構想の死角」ではちゃんとデザインしていた)。唯一考えられるのが”全集”ではあるが、それならナンバリングされていそうだが、そうも見えない。結局は小道具扱いとして手抜きで表紙カバーを量産したのだろう。今ならPCを使ってもっと凝ったものにしそうだが、いずれにしてもストーリーには絡まないので適当でもいい話ではある。積まれている本のタイトルは以下の通り。
  • MURDER MOST FOUL(最悪の殺人)
  • DEATH WITHOUT TAXES(無税の死)
  • DEATH IN HAVANA(ハバナでの死)
  • MURDER MOST FOUL
  • DEATH ~~~~~~~~

「MURDER MOST FOUL」が2冊あるし、1番上にあるのでこのタイトルが新作なのかも知れない。

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☆最後に登場する乗り物
最後の方のシーンで犯人が証拠ともなる被害者の車のキーを、海に捨てようとするがコロンボの姿を見て中断する、というシーンがある。これを見て映画『タイタニック』の最後のシーンを思い出してしまった。今回のこのエピソードでは船からではなくハシケから落とそうとしていたわけだが、船のシーンも出てくるので連想してしまった次第。

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その『タイタニック』のシーンの動画が見つかったが、劇場公開版ではないのが興味深い。個人的には劇場公開版のほうが好きだし、このコロンボでのシーンと重なる感じがする。ちなみにミステリー作家役のルース・ゴードンは出演時80歳タイタニックの下記シーンでのローズ役(設定上は100歳)はグロリア・スチュアートで、撮影当時は87歳だった。

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以上。