suna8’s blog

還暦を過ぎたジジーの気まぐれ日記

日本沈没

原作を書いたのが小松左京で、氏の作品はスケールが大きくその分、現在ではあまり一般受けしないが、この作品『日本沈没』も例外ではない。特に、今回のNHK BSPで放映された時点で、作品の意図とは異なる解釈がされて、SNS上では多少物議をかもした感じではある。しかしながら、ポジティブな意見も多数見られ、さまざまな見方があるなと思うと同時に、トリビア情報も飛び交ってなかなか楽しめた

以下は、今回の放映に反応したツイートの内容を、スクリーンショットとして抜粋引用したものである。

 

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👆なぜこの時期にこの作品を放映することにしたのか、NHKの意図が不明。一つの解釈としては『日本沈没2020』が制作されたのを受けて、というのもあるが、民放と異なって宣伝するための放映ではないと思うが。

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👆このツイートが正鵠を射ていると思う。ツイ主はおそらくそれなりにお歳を召した方だろう。草彅版というのは、今回放映されたオリジナル版をリメイクしたもので、私自身は”劣化版”だと思った。最近の作風が、本格小説ライトノベル化してしまういい例だった。

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👆ここからは4ツイートのサムネイルとなるが、これらはキャストの中でも演技に重みを感じる俳優に着目したツイートだ。渡老人役の島田正吾、総理大臣役の丹波哲郎、共に真実味を醸し出していた。特に両者が相対して会話をするシーンは、本作の中でもベストオブベストだろう。

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👆TVドラマの印象もあって、個人的に1番印象に残ったキャストが小林桂樹だった。御用学者に反して持論を展開、TVでは相手と喧嘩とか、なんとなく似合う役柄だった。また、その他のキャストも素晴らしい作品。

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👆このあたりからトリビア情報が出てくるが、まず原作者の小松左京のカメオ出演は有名で、登場するシーンは好きで何度も観てしまう。東大教授の竹内均が本名で出てくるシーンも見逃せないが、裏エピソードは今回初めて知った。その他のトリビア情報も興味深い。

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👆なお、個人的に竹内均氏は、パソコンゲームの『シムアース』に同梱されていた副読本の印象が強く、そこから”地球ガイア理論”に興味を抱いた次第。

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👆この作品の影響力は少なくなく、海外でのリメイクやリスペクト作品が複数登場した。特に、筒井康隆原作の『日本以外全部沈没』はかなり濃いパロディで、映画に至っては現在では放映できないのではないかと思うほどの内容だ。

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👆その他、マニアックはツイートも散見され、それぞれ興味深かった(これ以外も収集したが割愛)。


とにかく、”今こそ観るべき作品”なのかも知れない。随所に普遍的な価値観による素晴らしいシーンが出てきて、それを観るたびに考えさせるのである。

 

以上。