原題:Ransom for a Dead Man(直訳:死者の身代金)
日本語版:1973年 NHK総合
【チェックポイント】
00:16 刑事コロンボの時代、指紋が証拠として使われているはずなのに、犯人は素手で狂言誘拐用の脅迫文を作っている(しかも、結局、証拠としても採用されていない)
11:09 身代金は30万ドル、撮影当時(1971年)の為替レートは314円/$なので、9420万円となる計算
25:39 飛行機の機体ナンバー"N7835R"は現存し、FAA(Federal Aviation Administration:アメリカ連邦航空局)のWEBサイトで検索可能(→しかも中古品として$124,900で売られている-2020年4月現在)
36:52 マーガレットがTVで観ているのは映画「深夜の告白」(原題:Double Indemnity)で、妻が保険金目当てに夫を殺す倒叙ミステリーの先駆け
1:08:48 コロンボの好物”チリ”の初登場シーン。その後のエピソードで何回も出てくるので気になる料理。正式名は「チリコンカン(チリコンカーン)」
1:29:43 日本語版の吹き替えではコロンボが頼むのは”グレープジュース”となっているが、原語では"ROOT BEER"と言っている(見かけは似ているので日本人が知っている飲み物に変えたと思われる。今なら”ノンアルビール”と言わせるかも)
1:34:58 唯一エンドロールが流れるエピソードで、しかもその最後にMPAA(Motion Picture Association of America:日本の映倫に相当)のロゴマークが登場し、映画として製作されているようだが、実際には劇場公開はされていないようだ(MPAAのNumber Listでは、この作品のNo.23154は欠番になっている)