suna8’s blog

還暦を過ぎたジジーの気まぐれ日記

初めてのPCR検査

PCR検査の是非、有効性は別として、好奇心の対象であることは間違いない。先週末、名古屋の金山駅コンコースでモニタリング検査の受付をやっていたので、その後の予定もなかったせいで、参加してみることにした。もちろん無料である。

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並んでいても列は遅々と進まない。結構手続きがめんどくさそうである。ただ、そんなに長蛇の列にはならなかった。なぜなら参加条件があるからだ。スタッフが下記のようなパンフレットを手にして、並んでいる人に順番に説明して回っていた。

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参加条件は主に2つ。「愛知県在住の人」「スマホを持っている人」。まあ、他にも健康状態のチェックもあるが、駅でウロウロしている人は普通に健康だろう。ただ、金山はターミナル駅なので、各方面から来た人が集まる。特に名鉄の駅もあるため岐阜方面の人も多いので、そういう人は”脱落”する。さらに、ガラケーしか持ってないような年配者もその場で”ごめんなさい”されるのだ。

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並んでいるとテントの中が気になってくる。何をしているのか。そこで検査をするのかと。でも、実際にはそうではなかった。検査キットを受け取り自宅で唾液を採って、所定の梱包をし返送する流れだったのだ。そのために、受け取る前に本人確認をしっかりとしていて、手続きが細かくなっていた。スマホで専用HPにアクセスし個人情報を入力、さらにメール認証も行うことになる。無料で受け取った検査キットを勝手に処分されないためだろう。なので、スマホでないと手続きできないわけだ。

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テントの中では受け取る前の手続きを確認した後、今後やることの説明を受け写真のような検査キットを受け取ることになる。箱には個別にバーコードシールが貼られており、それと個人情報を紐づける形になっている。さっそく自宅に持ち帰って中を確認してみた。

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中身は拍子抜けするほどシンプルで、説明書、梱包材料、そして不活化液入りのプラスチック製の容器、これだけである。この容器に唾液を適量入れて送り返すだけという手順である。面白くもなんともない。大昔、小学生の頃に「科学と学習」という学研の雑誌があって、「科学」のほうには毎月、色んな付録が付いてきて楽しみだった。そんな経験があるので、今回もそれの疑似体験が出来るのかと淡い期待を持っていたが、その期待は裏切られた形である。

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なお、上記の写真の中央にあるのは消毒用シートで、唾液採取時に汚れたであろう容器を払拭するもので、あの匂い、注射をする時に腕の接種部位を拭くときの匂いである。子供の頃はもちろん嫌いだったが、今回、敢えて嗅いでみるとそうでもなく、懐かしい気持ちになれ癖になりそうだった。ちょっとヤバいか?

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唾液を入れた容器を入れる袋に特徴があった。BIOHAZARDのマークは想定内だが、チャックが2重になっていたり、TEARZONE®なる記載があって、興味深かった。というか、今回1番苦労したのは、適量の唾液を出すことだった。検尿などと違って意外に難しい。そうそう唾液は出ない。梅干しでもキットに入っていれば良かったかも知れない。(もちろん冗談だが)

所定の梱包をしポストイン。意外にも早く、2日後には検査完了のメールが来た。URLで示されたリンク先に飛ぶと、専用ページが開いた。

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ある程度汎用化されているらしく、今回の1回だけではなく、複数回対応できるようになっているようだ。ただ、モニタリング検査では”陰性証明は発行できない”とのことで、「検査証明書」を選んでも中は空っぽだった。実際には「検査結果」を選ぶことになる。

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当然ながら「陰性」だった。万が一陽性だったら、今頃はしかるべき施設に”軟禁”されており、現時点でこんな日記は書けないであろう。(環境次第では書けるかも知れないし、もっと面白い内容になったとは思うけど……)

→このモニタリング検査で陽性だったからと言って即時療養指示とはならず、再度、正式に保健所経由で検査する流れになるらしい。

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ということで、意外に地味なPCR検査体験だったが、でもまあこんなもんだろう。綿棒を鼻の奥に突っ込むとか指先をプチっと刺して血液を採取するとか(それは抗体検査?)、そういうイメージもあったので、唾液検査はラクチンでハードルは低いと思った。でも、本当にこんな検査が役に立つのだろうか?そして、私の遺伝子が含まれた唾液はその後どうなったのだろうか、なんとなく心配になってきた今日この頃。

 

以上。