suna8’s blog

還暦を過ぎたジジーの普通の日記

刑事コロンボ#38「ルーサン警部の犯罪」

原題:Fade in to Murder(直訳:殺人にフェードイン)

日本語版:1977年 NHK総合

 

【今回の小ネタ】
 
☆今回登場する車
実際に乗って走っているシーンはなかったが、スタジオ内の赤いクラシックカーが気になった。車種は「キャデラックシリーズ452A」のようだが、誰の車なんだろうか?ちなみにこの車と同じ車種は、闘牛士も乗っていたようである。

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 そして、犯行現場に時間差で乗り付ける2台の車は、最初が被害者の女性の車で2台目が犯人の車である。何か既視感がある車だが、めんどくさいので(?)車種を特定せずにスルーしよう。

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☆今回のトリックのネタ
まだ一般には普及していなかったビデオレコーダーを使ったトリック。1970年代、まだ家庭用のビデオ、VHSやβマックスが登場していない世界で、ビデオレコーダーを持っているのは金持ちだけ、という設定だ。視聴者にもそのあたりの説明が必要なのか、ビデオデッキのアップのシーンで”VIDEOTAPE RECORDER”という表記が出てくるが、良く見ると字が”躍って”いる。実機にはない表示を、分かりやすくするために貼り紙した感じである。これを見ると、「白鳥の歌」のセスナのコックピットのアップでも似た手法を用いていたのを思い出す。

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しかし、ビデオカメラが大げさだ。カメラ本体以外に記録用のデッキを肩掛けするスタイルは、今では考えられないシーンである。でも、このあと1980年代に日本で家庭用のビデオデッキが登場した際も、カメラとデッキはセパレートしており、気軽に撮影というわけにはいかなかった。(下の写真は手持ちの当時のカタログ)

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☆小ネタ中の小ネタ
ルーサン警部の自宅の寝室には、なぜかパチンコ台が置かれていた。もちろん当時はデジタルなんてものはなく(液晶なんて遥か未来のギミック)、懐かしい釘のレイアウトが見て取れる。実際には稼働しいるようには見えないので、ジャパニーズな装飾品という扱いなんだろう。 

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☆ダブルなネタが隠れているシーン
何気ないシーンに見えるが、実は小ネタが2つ隠れている。1つはコロンボのセリフでも分かるように「ジョーズの鮫」がプールにいるという話だ。でも、どう見てもかなり劣化したジョーズだ。こんな鮫が登場しても全く怖くないと思う。そしてもう1点。コロンボの背中にある白い丸印。見過ごしそうなシーンだが、これはこの時点ではあってはならない、いわゆる”オーパーツ”なのだ。この後のルーサン警部とのやり取りの中で、背中にチョークで描くはずで、まあ撮影順というものがあるのだろうけど、ちょっとお粗末。
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☆そして今回も宇宙大作戦ネタ
やっぱり当時、1970年代の米国のTVドラマ界においては、宇宙大作戦STARTREK)の影響は測りしてれないものがあるようで、結局、刑事コロンボシリーズにも、宇宙大作戦の中心メンバーのうち、4人が登場している。もちろんその役名で登場するわけではなく、役者が同じというだけなのだが、宇宙大作戦ファンとしては、どう見てもスポックでありカーンなのだ。今回は、カーク船長役のウィリアム・シャトナーと、チェコ役のウォルター・ケーニッグも出ているという、宇宙大作戦ファンにとっては垂涎ものなのだ。まあ、チェコフ(この名前の方がデフォルトなのだ)の方は、殺人現場にいたチョイ役刑事なのだが。

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個人的には、ルーサン警部ことウィリアム・シャトナーの声は矢島正明氏にやって欲しかった(ていうか山城新伍氏なんだね)。いや、矢島氏の声だとそのまま宇宙大作戦でタイムトラベルした話のように思えてしまうので、却ってよかったのかも知れないが。 

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最後に見逃しそうなネタ。犯人の自宅のリビングには、「カーク船長」らしき写真立てが飾られている。果たして真実は?(1時間5分30秒付近)

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以上。