メモリー狂騒曲
今使っているAppleの「iPad Air」のメモリー容量は128GBである。購入当時、結構余裕があると思っていたが、使っているうちに徐々に残容量が無くなってきて、最近、あるアプリを入れた時に「メモリーが足りなくて実行できない」と表示された。
そこで、以前から気になっていたiCloudストレージを利用しようと思って、一番安い50GBを導入してみた。実はこれが間違いの元であった。
本体の128GBにiCloudの50GBが加算されて、トータル178GBになるのかと思ったら大間違いのようで、本来はモバイルの本体以上の容量を確保して、PCなど他のデバイスとのデータ共有やバックアップに使うような機能のようだ。(今さらながら調べている)
しかも、同じAppleIDでiPhone(16GB)も利用していたので、それがさらに話を複雑にしたようだ。(現時点での推測)
そして、異常な現象が始まった。まず、写真が2重・3重に見え始めた。最初は2重だった現象がどんどん悪化していき、ついに3重に見えてしまったのだ。
こういう現象は、実は数年前、iPadの2代目でも起きた記憶があるが、その時には結局オールリセットして解決した記憶がある。でも、その当時バックアップとかに苦労した印象があり、今回はオールリセットは避けたいのだ。
写真はの(見かけ上の)枚数は倍以上に膨らんでおり、さらに怪しげな「復元中…」という表示も見えている。これも前回の異常時に出てきた表示と同じだ。何をどこから復元しているのか、iOSの動きはブラックボックスなので全く意味が分からない。
「設定」画面からメモリー(iPadストレージ)の状態を見てみると、こちらも不思議な表示がされている。メモリー容量の数字上は空きがあるはずなのに、横グラフが写真だけで満杯になっている。さらに、写真の容量が188.7GBという意味不明な表示なのだ。この現象に関してネットで調べてみたが、ズバリは検索できず、異常時にはiTunesでバックアップしてからリセット後元に戻す、という模範回答しか得られなかった。それは前回やった手順で、最終手段なのだ。
ネットでだめならAppleサポートに聞くか、ということで、サポート用のアプリを導入、電話かチャットを選べるようなので、まずはチャットで問い合わせることにした。
チャットの途中、iPadが落ちて(きっとメモリー異常のせい)サポート担当者が入れ替わってしまったため、話を続けるのが面倒になり、未解決のまま途中で終わることにした。30~40分もチャットして各種スクショも送ったけど、解決できなかったわけで、やっぱりこういう問題はネット経由ではだめだろうな、と思った。昨今、世界のトレンドとして業務のオンライン化を進めているが、深く細かいトラブル対応には限界があると思う。
Appleのオンライン・サポートでは解決できそうにないので、自分でなんとかする必要があった。その間、iPadの動作自体もかなり不安定で、どのアプリも急に落ちたり起動しなくなったりした。コールドスタートすると一時的に解消するが、すぐにハングアップする状況が継続した。
結局、メモリーを圧迫しているだろう不要な写真のうち数百枚を手動で消去後、写真に関してiCloud機能をオフにして、一晩放置したら元に戻ったのだ。もちろん、これはタマタマであり解決策としては納得がいかない。しかも、本当に正常に戻ったのかは現状では不明なのだ。
以上。