suna8’s blog

還暦を過ぎたジジーの気まぐれ日記

中国から日本へ Part3

中国から発送された荷物は、紆余曲折(?)がありながらも、どうやら愛知県内に無事に移送されたようだ。(CHINAPOSTの最新トラッキング情報)

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上記の「配達所」というのはどうやら愛知県内の郵便局の拠点のことのようだ。(Part2におけるJPのトラッキング情報の最新明細にて確認)。あとは、自宅への配達を待つばかりとなった。

そして、Amazonから配達完了のメッセージが届いたので、配送状況を確認してみると、下記のように表示された。

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まあ、発送日時はいいとして、10月9日の「お近くの配送店へ到着」というのは、間違った表現で、CHINAPOSTのトラッキング情報と突き合わせてみると、中国国内の配送ルートに乗った日のようである(ずばりの明細はなかったが)。最終的には10月17日にも同じ表現があり、そちらが正しいわけで、かなり紛らわしい表示だと言える。

ということで、CHINAPOSTのトラッキング情報のラストはこうなったのである。

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かなり説明調で親切極まりないとも言えるが、ここまでエンドユーザーに見せる必要もないと思うが、かといってAmazonみたいに大まかすぎるのも困る。何しろ10月9日から10月17日までの8日の間はずっと「配送中」のままで変化が無いのだ。

しかし、相変わらず9時間もずれているCHINAPOSTの情報も紛らわしい。上記のトラッキング情報によると深夜0時過ぎに配達されたことになるが、実際には15時頃に配達されたわけで。(サイトによる自動日本語訳では投函は「投票」となるらしい)

ということで、全体的なトラッキング情報の概略は下記の通りとなる。

▶10月3日 注文
▶10月5日 業者から発送
▶10月9日 運送ルートに乗せられる(トラッキング開始)
▶10月10日 中国の空港に到着
▶10月14日 国内の空港に到着
▶10月15日 トラックで川崎まで陸送
▶10月16日 川崎にある税関に引き渡される
▶10月17日 川崎から愛知県へ陸送(深夜)
▶10月17日 無事到着(PM)

結局、注文からの所要日数は14日でちょうど2週間、中国からの配送としては平均的なリードタイムであった。そのうち日本国内では4日間しかかかってないので、残りの10日間は中国での”ロスタイム”とも言える。おそらく運送コストを最小限に抑えるために、荷物をすべてパケット化していると思われる(伝票にもePacketの表記あり)のだ。配送拠点先ごとにある程度の荷物がまとまるまで溜めておき、ひと塊(パケット)として運送すれば、コストは抑えられる。ただし、1パケットになるまでの待ち時間が発生するわけで、だから時間がかかってしまうと思われる。日本の宅配のように1個の荷物ごとには仕分けしていないわけで、だから送料は安く済み、今回の場合は$1.67(約180円)だったようだ。

実際、日本で今回の商品(未梱包で175g)を普通に送ると、定形外郵便(250gまで)で350円必要となるので、約半額で中国から日本まで届くことになる。定形外郵便は日本国内に限られるので、実際に日本から中国へ送ろうとしたら、かなりのコストがかかるはずである。

中国宛て国際宅配便の比較 - 送料の虎

上記のような便利なサイトがあるとは知らなかったが(中国に荷物を送ることがなかったし)、実際に調べてみると妙なことに気付くのである(カッコ内は通常所要日数)。

▶小型包装物(船便) ・・・220円(1~3ヵ月程度)
▶小型包装物(SAL便)・・・320円(6~13日程度)
▶小型包装物(航空便)・・・400円(3~6日程度)
▶EMS・・・・・・・・・・・1400円(最速)

かなり遅くてもいいのなら(月単位だと我慢の限界を超えてはいるが)船便を選択すると、なぜか国内の定形外郵便より安くなるのである。これはある意味盲点かも知れない。まあ、こんな使い方は無いのかも、あるいは出来ないのかも知れないが、定形外より安く送りたい場合に、国内あてでも「小型包装物」として船便で送るというアイデアだ。

でも、おそらく国内はダメかも知れないし、何しろ専用の伝票にいろいろ書かなくてはいけないらしく、めんどくさい気がする。

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ということで横道にそれてしまった感があるが、無事に注文した「非接触型体温計」が届いた。

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例によって、いつもの灰色のビニール袋に梱包されており、中に入っていた箱は若干つぶれ気味だったが、それほどひどくはなかった。箱の中にも透明のプラスチックの成型梱包材がはいっているため、つぶれなかったようだ。まずは内容物を確認してみた。

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外箱や本体ラベル、そして取扱説明書は中国製品としては珍しく日本語化されており好印象(例によって日本語の精度はそれなりだが)で、日本向けにローカライズされている製品のようだ。ただし、梱包材に電池が入るスペースがあったが同梱はされていなかった(取説にも小さく電池も同梱物と表記されているが)ので、手持ちの単4を2本、本体の底から入れた。そして動作チェック。。。。無事、稼働したようだ。

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製品本体を細かくチェックすると、表示窓の表面に擦り傷があったり成型パーツにバリがあったりするが、実用上全く問題ない。まあ、平均的な中国クオリティだろう。バックライトの色が変わるのは見ていてきれいだし分かりやすいので好印象だが、ポイントは測定結果の精度である。実際、平熱っぽい数字が表示されたので大きな誤差は無さそうだ。(自分自身の通常の平熱が36.2度付近だが……)

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箱の説明によると、誤差は+0.2℃~+0.3℃らしいが、誤差は「̟±」で表記するのが一般的なのだが、どうなんだろうか。このあたり素直には信じることが出来ないのも、中国クオリティである。しかも、良く見ると各所の表現に違和感がある。指摘し出したらキリがないのでやめておくが、1点、実際の製品仕様とは異なる表記がある。それは、モードが3つ(対象/大人/子供)と書かれているが、実際には2つ(Surface Temp=表面温度/Body=体温)である。大人と子供の選択が無くなっているようだが、実際、その切り替えの意味はあったのだろうか?普通に考えても、大人と子供で体温の測定方法が変わるとは思えない。だから、機能を割愛したのだろうか、謎である。

とにかく、今回の中国からの”輸入”(通販サイト経由なので正確には個人輸入とは言えないが)は、無事、完結した。今まではトラッキング情報などはあまり気にしなかったが、こういう機会に色々と発見することが出来て面白かった。1000円ちょっとの価値は、製品以上にあったと思う。

 

以上。