ニュースや解説記事の中で複数ページに渡っているものがあり、「次へ」をクリックして読むわけだが、ページ数が多いと結構めんどくさい。途中に広告のバナーがあって、それをクリックさせようとしているのか、紛らわしいレイアウトになっており、落ち着いて読めない。
大した内容でなければ流し読みすればよいが、あとでじっくり読みたいような記事は、電子ブック形式で保存出来たらいいのに、と思ってネット検索したら、やっぱりそれを実現する方法が存在した。
見つかったツールは、Google Chromeの拡張機能を利用しているようだ。
❶ツールのダウンロード・組み込み
EpubPress - Read the web offline - Chrome ウェブストア
上記のツールはChromeの拡張機能なので、他のブラウザーでは使えないが、他にも方法はあるらしい。当該ページからインストールすると勝手にChromeの拡張機能が増える。
❷EpubPressの設定
私の場合はPCで電子ブック化してiPadで見たいので、iPadで受信できるメールアドレスも設定した。FileTypeは、”epub”を指定した場合は汎用形式となり、iOS標準の電子ブックリーダー(ブック)で読め、”mobi”を指定するとKindleで読める形式に変換される。それぞれ一長一短があるようだ。
❸電子ブック化したいWebサイトを表示する
Webページ例:新型コロナの収束シナリオとその後の世界:日経バイオテクONLINE
準備としてはChromeにてWebサイトを表示するわけだが、複数ページになる場合は、マルチタブとして順番に並べる必要がある。上記の例では8個のタブを開くことになる。
❹拡張機能からEpubPressを呼び出す
Chromeの拡張機能メニューから、EpubPressを呼び出し、まずはTitleを入力する(上記の例で”SENARIO”は綴り間違いで正しくは”SCENARIO”)。Titleは自動生成されるデフォルトでもいいが、電子ブックリーダーのサムネイルでタイトル表示される文言になるので、分かりやすい名称にする。ただし、日本語入力してもリーダーによっては文字化けするようだ。
❺ページ指定して変換実行
余分なタブがなければSelect Allをクリックする。余分なページがある場合は、個別に取捨選択する。最後にDownloadをクリックする。
❻変換が開始されPC上での作業が完了
Successと表示されたら変換が終了され、指定されたメールアドレスに自動的に電子ブックファイルが送信される。
❼iPad側でメールを受信し電子ブックリーダーに保存
iPadのメーラー上で添付ファイルをタップし、電子ブックリーダーを選べば自動的に転送・保存される。
❽電子ブックとして快適に”読書”
これで寝転がっても快適に読めるようになった。下記のように目次も自動的に作られる(Webページのタイトルに依存するが)。
以上。