普段から家呑みはするが、店で1人で呑むのは久々だった。しかも、いわゆる”昼呑み”状態で、これはもう2年ほど前まで記憶を遡らないといけないほどだ。
最初は図書館に行くつもりだった。いや、実際、地下鉄などを乗り継いで図書館には行った。でも、お役所的な妙なルールで「貸出できる図書以外は閲覧できない」という。開架の本は手に取って見られるのに、書庫の本(依頼して出してもらう)は見られないという、何とも変な状態で、でもそこでごねてもどうにもならないのは分かっているので、素直に引き下がった。
持て余した私は、少し歩いてこの店が営業しているのを見つけ、勢いで入った。店内に入ると”開店休業”状態で、ガランとしていた。店員は2名でまったりと仕込みをしているようだった。「いらっしゃい」という掛け声とともに、カウンターに案内された。
定番通り最初にドリンクを頼んだ。
★ジムビームホワイト メガ
★お通し
ドリンクを頼むと自動的に”お通し”が出てきた。塩だれのかかったキャベツのざく切りだ。レシートを見て分かったが、これで350円というのは、チャージも含んでいるんだろうな、と思った。まあ、よくある話なので問題にはしないが、もう少し安くても良さそう。もしかしたら、お代わり自由なのかも知れないが、これで十分足りたのでその点は不明だ。
次に最初のアテとして、メインメニューから外れた変化球から選んだ。
★たん刺し
この店は基本的に肉はすべて豚である。なので、この”たん”も豚の舌ということになる。刺身と言っても生ではなく、おそらく低温調理したものだ。食感はハムに近く、期待ほどではなかった。
次に、この店のメインメニューである”焼トン”から何点か選んでみた。
★しろ
★こぶくろ
★たんカルビ
選択基準は、他店で食べておいしかったという記憶があるものだ。”しろ”は大阪の鶴橋にある店、”こぶくろ”は博多駅構内の店である。”たんカルビ”はとくには記憶にないが、おさえとして頼んだ。
個人的な評価としては、大阪や博多の店に軍配が上がる。特に同じジャンルの大阪の店が、いかにリーズナブルで美味しい料理を出していたかが、ここにきてようやく分かった気がする。足しげく行っている時にはあまりその店の価値を認識していなかったことになる。まあ、おさえの”たんカルビ”は美味しかった。
途中、ジムビームのハイボールのお代わりをし、最後に〆としてこの店のオリジナルメニューから選んだ。
★カルビ卵スープ
まあ、カルビが入った卵スープ、読んで字のごとくだ。この店はチェーン店なので、基本的には全店舗同じメニューとなっているが、オプションで店独自のメニューが提供できるらしい。しかも、期間限定で投票もしているようで、店内に貼られているQRコードをスキャンして投票してあげた。投票する側にはメリットは何もないとのことで、ちょっと残念感がある。
とまあ、軽く飲食したわけだが、その間、最初の1時間ほどは客は私一人で、スタッフと雑談をし、更に勢いでスタッフドリンクをおごったりもして過ごした。その後、1人客と2人連れの客が入ってきたが、やはり明るいうちはこんなものだろう。でも、前出の大阪の店は、昼間から賑わっていたので、その差は激しい。もちろんコロナのせいもあるので、単純比較は出来ないが、コスパの違いもあるのかと思った。大阪、おそるべし。また行かねば。
以上。
