suna8’s blog

還暦を過ぎたジジーの気まぐれ日記

コロンボとNHK4K

今使っているSONYのブルーレイレコーダーにはキーワード自動録画機能があり、自分で設定した単語が含まれる番組が見つかると、勝手に録画してくれる。あまりにも一般的な単語だった場合、どんどん録画されてしまい内蔵ハードディスクがすぐに満杯になり、肝心の予約録画した番組が録れていない、なんてこともある(あった)。

で、その単語に「コロンボ」を登録しているわけだが、通常のエピソードの他にNHKの番宣も録れていたりする。これは別の単語でも起こることで、毎回こまめに(見ないで)消しているのだが、今回は興味もあって見ることにした。すると、なかなか面白いではないか。全5分の内容だが結構、濃かった。

下記にいくつかのシーンを抜粋引用してみる。

(以下のスクリーンショットはすべて©2020 NHK

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基本的には、コロンボをネタにしたNHK-BS4K放送の宣伝(自慢)で、従来のBSとの画像比較の部分に時間を割いていた。私自身は4Kチューナーやそれに対応した解像度のTVを持っていないので確かめようがないが、それでも4K画質でリマスタリングされたドラマの恩恵にはあずかっていると感じている。実際、DVDでは確認できなかった細かいネタが、このBS解像度の録画で確認できることが多くなったからだ。4Kならもっと鮮明に色々と解ると思うので、ちょっと悔しいけど。

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この画面、ピーター・フォーク扮するコロンボの見た目でも、かなりさえない瞬間だ。髪の毛は超ボサボサ、コートはよれよれ、葉巻を手に考え込んでいる表情。まあこれが魅力なのだが、日本語版ではさらにあの口調も特徴で、国内での人気の大きな要素になっている。しかも、画面したの©表記の年代が複数に渡って記載されているのは、それだけのタイミングで多数のエピソードが作られたということで、これも人気を表している証拠。

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「後世の作り手」という部分では複数の日本人が挙げられており、でも、やはりその中では三谷幸喜氏が筆頭だろう。あの『警部補 古畑任三郎』の脚本を担当した人物だ。実は、”古畑任三郎”も自動録画の対象にしているが、最近、録画できていない(=再放送されていない)。また再放送して欲しいものだ。さらに、単発でもいいので新作も出してほしい。

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途中、コロンボの声をまねてナレーションしている箇所があって、なかなか楽しかった。声は寺岡光盛のようでオリジナルの小池朝雄氏にけっこう似ている。この人は物まね芸人で、YouTubeでも視聴したことがあるがなかなか雰囲気を出しているので、全作品をこの人で吹き替えてみて欲しいとも思った。まあ、実現することはないだろうけど。あと、画面左下のイラストの作者は、私も持っている『刑事コロンボ 完全捜査ブック』にも楽しいイラストを提供している。

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これが今回の番宣のメイン・コンテンツで、コロンボの中の様々なシーンで、従来映像(1K)と4K映像の比較をリアルタイム(再生しながらワイプする手法)で行っている。上記はその一瞬を捉えたもの。本来なら4Kテレビでないと意味がない映像だが、それでも色の再現性や細かさも実感は出来る。まあ、今のTVが壊れたら4Kに買い替えることにはなると思うが、その頃にはもっと高性能なTVが出ていそう。

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ということで、偶然録れた番宣にしてはなかなか面白く興味深かった。

通常は、版権などに引っかからないように、人物の顔などがはっきり映っている画像をブログ内では引用しないのだが、今回は特別に利用させて頂いた(一応、最初の部分で©表現を付加している)。もちろん、””契約で受信料をちゃんと払っていることを蛇足として付け加えておく。

以上。