都会では自殺する若者が増えている
今朝来た新聞の片隅に書いていた
だけども問題は今日の雨 傘がない
こんな感じで始まる井上陽水の『傘がない』という楽曲、昔、よく聴いたものだ。そして、昨今のニュースを見聞きしていて、なぜかこの歌が記憶の片隅から引き出された。この歌が出た当時も様々な社会問題が噴出していたはず。
行かなくちゃ 君に逢いに行かなくちゃ
君の町に行かなくちゃ 雨にぬれ
どんな状況でも「君」に逢いに行きたい心境はわかるが、都会の状況は死にたくなるような悲惨な状況なのだ。
つめたい雨が今日は心に浸みる
君の事以外は考えられなくなる
それはいい事だろう?
「いい事」なのかそうでないかは個人の判断に任せるという状況なのだが、もし何かあったとき、誰の責任なんだろうか。そして悪い結果になったとしても、それでも「いい事」って言いきれるのだろうか?
そして、歌はこう続く・・・
テレビでは我が国の将来の問題を
誰かが深刻な顔をしてしゃべってる
だけども問題は今日の雨 傘がない
まさに「傘がない」状況で、我が国、そして世界はどうなっていくのだろうか?
(作詞・作曲:井上陽水)