数年前までは『食べログ 』への投稿を毎日のようにやっていました。その後、環境も変わったせいもあってその熱も冷め、今では平均して月1ペースでまったり書いていたりします。
さて、今回久々にこの日記のタイトルのようなメールが『食べログ 』から届きました。投稿したレビューに関しては、主に他のレビュアーからコメントがつくことが大半で、その店からのコメントはかなり少ないのです。実際、延べ1,500回近くレビューを書いていますが、店からコメントを貰ったのは10回にも満たないのです。
私のレビューは自分に正直な内容 なので、辛辣になることもあります。なので、そういうレビューに店からのコメントが付くとドキドキするわけですが、今までは好意的なレビューにしか店の人は反応してくれていません。(残念ながら?)
で、今回もドキドキしながらコメントが付いたレビューを見たら、意外にもかなり称賛した内容だったのでホッとしました。実際、店の人のコメントも、
当店にご来店いただきありがとうございました!口コミまでいただき誠にありがとうございます。これからもお客様に喜んでいただけるように日々精進していきます
という感じで、言ってしまえば当たり障りのない定型文なのですが、問題はそこではないのです。今回コメントをいただいたレビューはなんと5年前のものだった のです。具体的にはには2018年3月に投稿したもので、
「なんで今ごろ? 」
と思ったのが正直なところです。オーナーが変わって店の方針で「コメントしろ~」と号令がかかったのか、単にたまたまだったのか。謎ではあります。
ーーーーー以下、当該レビューを転記ーーーーーー
『鉄板DINING O 』(福島、新福島 、中之島 /鉄板焼 き、居酒屋、お好み焼 き)
オサレで使い勝手のよい今風お好み焼 き屋2018/03/09 訪問
先日、本屋で『ちょい飲み手帖』という本を手に入れました。表紙にはvol.1となっていて、“大阪キタ 梅田・福島・天六 ・西中島”のエリアをカバーしているようです。単なる飲食店の情報誌ではなく、この本を持ってその店に行くと、専用に用意された“ちょい飲みセット”が税込1000円で提供されるのです。もちろん、通常に頼むよりお安くいただけるので、お得感があるわけです。
この手の本は以前からランチバージョンなどでありますし、飲食関係の情報誌やフリーペーパーにも割引クーポンが付いているものもありますが、単に100円引きとか、良くてもワンドリンクサービスとかなのに対し、この本は私が知る限り、その域を超えてかなり頑張っているようです。
実際、この店に入って、店長(かな?)のホームポジション (立ち位置)に近いカウンター席の左端に落ち着いてから、店長に「これってお得ですねぇ」と、ちょい飲み手帖を見せると、『ちょっと頑張り過ぎましたけどね』と、レスポンスしてくれたほどです。
(推測 : 4地区5ブロックの各エリアごとに店が掲載されていますが、お得度(定価合計/1000)順になっているようで、“頑張った店”がそのエリアの最初の方に来るようになっていると思われます。ちなみに、この店は、福島エリアでは2番目のお得度です)
☆☆☆
この本は1冊1000円で本屋で売られているのですが、有効期間は2018/5/22までとなっており、各店舗で期間中にそれぞれ最大3回まで使えます。グループで行く場合は、一人一冊の持参が条件ですが、ドリンクをシェアしなければ、人数分揃ってなくても大丈夫のようです。いずれにしても、店によっては1回でも十分に元が取れるので、同行者全員がこの本を持っていくのが基本だと思います。
☆☆☆
人気店や混雑する時間帯の場合は、予約することをオススメします。実際、この店も予約しました。その時に「ちょい飲み手帖のセットで」と告げると、その後の対応がスムーズだと思われます。
入店後に「ちょい飲み手帖セット」をオーダーします。この店では、ドリンクとメインのお好み焼 きの選択をすることになります。結局、下記のようになりました。
■ グラスワイン ☆ ■ とろろ芋とトロ〜リ卵のお好み焼 き ☆ ■ 牛すじ手作りポテトサラダ ■ 豚平焼き (☆ : 選択したもの)
これで税込1000円ですから、確かに頑張り過ぎって気もします。ちなみに、グランドメニューなどで正規の価格を調べたら、合計で2860円となる計算です。しかも、この場合は税別になりますので、最終的には3000円を超える価値がある内容なのです。量や内容を通常メニューと変えている様子もないので、かなりお得なのです。
『このセットだけ楽しまれていかれるお客様も多いですよ』
私が(余計なお世話的に)店を心配して、追加オーダーしなきゃね、って言ったら、店長は笑顔で答えてくれました。答え方も上手で、客にプレッシャーを与えないような回答をしてくれます。こういう割引サービスって、気が小さい人間にはなかなか堂々とは使えない感じもするわけです。
☆☆☆
この店は人気店らしく、この日は予約で殆どが埋まっていたようで、予約なしの客に対してお断りしているシーンを、何度も見ました。もちろん丁寧に断っていて、再度来てもらえるような感じでスタッフが対応していた様子が伺えました。店舗はビルの5階のフロアー(この店が占有)なので、エレベーターでわざわざ昇って来なければならないわけで、客はフラリ と覗いたわけではないのです。この店を調べて目指して来たはずで、そういう客をみすみす逃す手はないわけです。
そういう対応を含めて、全体的に接客の雰囲気が良くて、心地よく過ごせたと思います。店の一番奥に、半透明の仕切りがあって、その向こうが個室になっています。そこにも予約が入っていたようで、誰かの誕生日だったらしく、かなり盛り上がっていました。
「(あちらの客が騒々しくて)ごめんなさいね」
と、店長は私にそれとなく謝ってくれたりもして、まあそういうこともあるさ、だって私も同じシチュエーションなんだから、と心の中で呟いたのです。(この後行った、いつものイタリアンバール では、私自身が騒々しい客になっていましたし…)
料理は、ちょっと上品に作ったお好み焼 きや豚平焼きで、店の雰囲気がその風味を向上させてはいましたが、突出して美味しいというわけでもありませんでした。ソースが少し多めなので、ソース好きには受ける味付けです。
「ここの店のソースはオリジナルブレンド ですか?」
と何気に店長に聞きましたが、やっぱりというか、うまくスルーされてしまいました。そりゃ、お好み焼 き屋では、ソースが命ですから、企業秘密なのでしょうし。でも、『大手のメーカーのものは使っていない』という意味の言葉を発してはいました。“ソースマイスター”なら分かるかも知れませんね、知らんけど。
今回のセットは食べ物の方が多く、ワインがすぐになくなってしまったので、追加でドリンクを頼みました。もちろん、1000円に追加されての請求となります。
■ ジャックダニエル (ロック)
久々にこのウィスキーを飲みました。亡き父が、唯一飲み残していった洋酒でした。そんなに酒を飲まない人だったのですが、洋酒を集めるのが好きだったようです。私は、父親をあちらの世界に“送った”あと、一人でジャックダニエル を飲みました。
(一緒に飲みたかったなぁ)
私は親不孝者で、結局、まともには酒を飲み交わしたことはありませんでした。父親とは本気で話し込んだことはなく、その事は今でも悔いています。(暗い話になるのでこの辺りで以下省略)
☆☆☆
店内には、今回私が座った、調理場を兼ねた大きな鉄板の前のカウンター席があって、さらに2〜4人掛けのテーブル席がいくつか並び、前述したように奥に個室があると言う、マルチパーパスな店内レイアウトで、ソロからカップ ル、グループなど、多様な使い方が可能な店です。個室を利用するには、飲食代とは別に1回3000円のチャージが必要ですが、誕生日や記念日などを祝う場所に最適だと思います。テーブルにはそれぞれ鉄板が付いている点は、鉄板ダイニングというより、やっぱりお好み焼 き屋だと言えます。ただし、かなりモダンでオサレな店であることは確かで、メニューにもお好み焼 き以外に、多数の鉄板料理が並んでいます。
女性が中心のシェフとホール係の存在が、店の雰囲気を艶やかに、そしてソフトな感じにていました。(ちょっと褒め過ぎかも?)
☆☆☆
ということで〆て1750円、十分すぎるほど満足しました。
ごちそうさまでした。
このビルの5階にある
店内風景(カウンター席)
店内風景(テーブル席)
とろろ芋とトロ〜リ卵のお好み焼 き
豚平焼き
「ちょい飲み手帖」の表紙
この店が掲載されているページ
(以上)