suna8’s blog

還暦を過ぎたジジーの気まぐれ日記

ふとVHSのDVD化に目覚めた

ここ数年でかなり断捨離したのだがそれでも残ってしまう思い出深い、捨てがたい品物はいくつかある。ビデオテープもかなり処分したが、ラックには未だに数本のVHSテープと数十本の8㎜ビデオテープがある。時代的にVHSは1980年~1990年代に録画したもので、今でも再度観たい内容のものも多く、なので捨て難かった。

ただ、年末年始休暇が始まる前に妻から「TOSHIBAのレコーダーを直してよ」と言われていたので、しょうがなく(?)調子を見てみることにした。ちなみに現役はSONYのブルーレイレコーダーで、TOSHIBAのはDVDなので電源すら入れてなかった機種だ。

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ふと「いつ買ったのだろうか?」と思って、そう言えば、と過去に価格COMに投稿した記憶が蘇り久々にアクセスしてみた。

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この機種が発売されたのが2007年で上記のレビューを書いたのが2008年なので、そのあたりで買ったのだろう。もう12年は経過している。で、調子が悪いと言われているのは「VHSテープが出し入れできない」「再生している途中で電源が勝手に落ちる」というものであった。分解して掃除したら、いずれも直ってしまったようだ。まだ十分な動作確認はしていないが、どうやら調子は戻ったようである。

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Hi-Visionという青い表示が地味に好きだったり

動作チェックを兼ねて、断捨離出来ないでいるVHSテープをDVDにダビングしてみることにした。このレコーダーの素晴らしいところは、多機能であることだ。全体的にマニアックでその分、レスポンス自体は遅く感じるが、ちゃんと(ややこしい)手順を踏めば、レコーダーとしてやりたいことがほとんど何でも出来る素晴らしいハードウェアである。(レビューで辛目の点を付けたが)

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VHS≪≫HDD≪≫DVDというすべての組み合わせでのダビング・メニューも備わっており、なかなかマニアックだ。しかも、VHSテープを丸ごと自動でサイズ調整してDVDにダビングしてくれる機能なんて、イマドキの言葉で表現するなら『神仕様』となるだろう。

ただ、テープを再生していて気になったのが、縦線がギザギザになる点である。遠くから見る分にはほとんど問題ないが、気になるのは確かである。現時点では原因不明で解決するめどは立っていない。

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でも、とりあえず見直してみたい内容が録画されているVHSテープをDVD化することにした。デッキにテープを入れドライブに生DVD-Rをセットし、あとはダビングメニューを選ぶだけだ。再生時間分のダビング時間がかかるが、ダビング後に自動でファイナライズして電源を切る設定も出来るという、かゆいところに手が届く仕様も素晴らしい。最初にちょこちょこっと操作するだけで、あとは放置しておけば数時間後にはダビングが出来ているというわけである。

そして、とりあえず2本のテープのダビングが完了した。記念にディスクのラベルも少々凝ってみた。(普段は面倒くさくてここまではしないのだが)

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以下に、余談としてこの2枚のDVDの内容を簡単にまとめてみた。

カルトQ

カルトQ - Wikipedia

既存のクイズ番組とは一線を画し、特定ジャンルに徹底的に特化するマニアックなクイズ番組として、1991年に登場。クイズ番組としては珍しく深夜に放送された、「真夜中の狂信的(カルト)クイズ」。1990年代前半のフジテレビの深夜番組黄金期を代表する番組であり、1992年10月にはプライムタイム枠に昇格。本放送の終了後にはフジテレビ739で再放送されていた。Wikipediaより抜粋引用)

かなりマニアックなクイズ番組で、一部のマニアに絶賛された。一般人の参加番組で賞品はイマイチだが、マニアはこの番組に出て優勝するだけで満足したのである(と思う)。

様々なジャンルが登場したが、自分が興味のあるテーマの時に絞って録画した。今でも半分以上の問題に正答できる自信がある。
(以下、録画リスト。カッコ内の日付はWikipediaの情報で実際の録画日とは異なる。)

最後の「ホラー映画」は興味はなかったが最終回ということで記念に録ったと思われる。

 

■空と海をこえて

空と海をこえて - Wikipedia

後藤久美子主演、1989年作品。放送当時の世の中は、高度な情報化社会の中で“パソコン”が普及し始め、これを利用した新しい通信手段“パソコン通信”を利用して人々がコミュニケーションをとり始めた時期。物語は、沖縄の離島で食中毒に苦しむ子供たちを救うため、1台のパソコンから発せられたSOSが世界を駆け巡り、パリのパスツール研究所から血清が届くまでのスリリングなストーリーをヒューマンタッチで描く。演出は『ふぞろいの林檎たち』シリーズの鴨下信一が担当。共演は、加藤茶中原理恵加藤治子、荻野目慶子、レオナルド熊藤岡琢也ほか。TBSチャンネルより抜粋引用)

 日立の一社提供の3時間枠の長編ドラマ。当時の日立のイメージキャラクターが後藤久美子で、ドラマの主演も彼女なので、本編とCMが合体しているかのように錯覚する(しないけど)。パソコン通信など1989年当時のパソコン事情が良く分かる良作。さすがに登場するパソコンは日立製だが、実際にはNECが主流だった。

実は2014年に貴重な再放送がされたらしいが、CS放送ということもあり、見逃してしまった。しかし、負け惜しみにも聞こえるが、CMを含めたものがこの”3時間ドラマ”の価値だと思っている。(当然、再放送時には当時のCMはカットされているだろうから。でも、また再放送して欲しい作品ではあるが……)

 

とんねるずのみなさんのおかげです

とんねるずのみなさんのおかげです - Wikipedia

フジテレビ系列で1988年10月13日から1997年3月27日まで毎週木曜日 21:00 - 21:54 (JST) に放送されたバラエティ番組である。正式では『。』が付く。略称は『おかげです』もしくは『みなさん』と呼ばれている。お笑いコンビのとんねるず石橋貴明木梨憲武)と多彩なゲスト陣によるコントを中心に構成された。1989年から1994年までの6年間、バラエティ番組で年間平均視聴率1位を記録した。『ねるとん紅鯨団』、『とんねるずの生でダラダラいかせて!!』と並ぶ、とんねるずの代表番組の一つである。Wikipediaより抜粋引用)

こういうコミカルなバラエティ番組はあまり見ないが、とんねるずだけは別格だと思っていた。特に、録画した「心霊体験ツアー編」のイボタカコ(宜保愛子さんのパロディ)は秀逸で、結構笑わせてもらった。他にも同じパロディのジャンルでは、ウッチャンナンチャンも面白かったが、とんねるずの方が上だと思う。ただし、ウッチャンナンチャンスターウォーズの回はかなりの出来栄えで、録画して永久保存している。

その冠番組とは『ウッチャンナンチャンやるならやらねば!』。1990年からスタートし、出川哲朗勝俣州和なども出演していた人気コント番組だ。かなり作り込まれたコントが特徴的であり、『スターウォーズ』パロディコントを放送した時は、全米映画協会から「パロディの枠を超えてコピーになっている」とクレームが入るほどだった。冠番組で死亡事故 ウッチャンナンチャンの過去 - エキサイトニュースより抜粋引用)

 

ということで、3本目以降もダビングは順調(画像の件は除く)で、今のところTOSHIBAのレコーダーは無事に稼働しているようである。

 

以上。

 

若手ウイルス研究者の貴殿へ

相変わらずツイッターにハマっていて日記の進捗が悪い。でも、リアルタイムで様々な価値観に触れることはかなり楽しい世界。元来ツイッターは「つぶやき」のはずで、意訳すれば「独り言」なので双方向性は期待していなかったはずで、日記のショートショート版だったのが、いつの間にか壮大な(ほぼ)リアルタイム・コミュニケーションツールとなっている。(確かに、10年以上前に最初のアカウントを作った時には「何か価値があるのか?」と思ったほど)

で、ツイッターでたまたま見つけた下記のツイートがかなり興味を惹いた。

自称「京都大学の若手ウイルス研究者」ということで、今回の新型コロナウイルスにおいて、東大と並んで頻出する大学に在籍している人のようである。京都大学においてコロナ関連で目立つのは、(山中教授は除外するとして)上久保靖彦氏、宮沢孝幸氏、川村孝氏、そして藤井聡氏である。そんな素晴らしい環境における「若手ウイルス研究者」の情報発信は貴重だと思ったわけ。 

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で、さっそく彼の執筆した『若手ウイルス研究者がざっくり教える 新型コロナウイルス(特に変異株)』という電子ブックをダウンロードして、読んでみた。現在は初版とのことで、確かにまだ改版する余地はあるように思った。Amazonへのレビューも希望されていたので、さっそく書いてみた。(まだレビュー欄には反映されてないかも知れない)

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他のレビュアーで細かい専門的な指摘をしていた人がいたが、それを商品ページのレビューに書くのは筋違いで、作者にダイレクトに伝えるべきだと思う。かくいう私自身も、専門家ではないが文章として気になった箇所があったので、本来なら直接伝えたいところだが(DMかリプ欄でと言われたが)、かなり細かいので、この日記をその代用とすることにした。まあ、ここは辺境日記で登録読者もゼロであり、DMレベルに近いと思うので、ご容赦願いたい。

目次は以下の通り。

  • まえがき
  • 第1章 ぶっちゃけ、変異株って、どうなっているの???
  • 第2章 ざっくりした話
  • 第3章 そこそこ詳しい話
  • 第4章 具体的な対策とか教えてよ!
  • あとがき

グラフや画像なども多用されており、かなり読みやすかったが、レビューにも書いた通り第3章でハードルが一気に上がった感じがした。第2章まではニュースやネットの情報を丁寧に収集していれば頷ける内容だが、第3章で聞いたことのないような専門用語が一気に登場する。内容を軽くするために、敢えてそれらの詳細説明を割愛している部分も多く、そのことが却ってモヤモヤ感を残す結果となり、話が頭に入って来ないのである。まあ、同分野の学生ならピンとくるのであろうが、この書籍のターゲットは誰なのかがはっきりしない。まえがきに「できるだけ多くの人に手に取ってもらいたい」と書かれているので、専門的な基礎知識を持った人だけが対象ではないと思うのだが。

その辺をどう解消するか、全体的な章立ての調整や注釈の導入を検討すべきだと思う。あと、重箱の隅ではあるが、細かい点を以下に列挙してみる。最近、校閲に興味を持ちだした私のそういう視点での指摘であり、決して”イチャモン”ではないことをご了承願いたい。(なお、感心した点も混在している)

 

◎全体:「変異種」とせずあえて「変異株」としている点は評価
→変異種・変異株・変異型など様々な用語が飛び交っているので、その点の解説も欲しい

▲113/533付近:「以外に思われる」→「意外に思われる」

▲242/533付近:「他の年代に追随を許さない」→「他の年代の追随を許さない」

〇286/533付近:「鬼のスピード」=なかなか今風な表現で面白い

▲309/533付近:「100万にいれば」→「100万人いれば」

▲321/533付近:「変異体」→「変異株」(次のページで”変異株”と書いている)

▲333/533付近:②がダブっている→②③④と要リナンバリング

▲363/533付近:動物実験の解説部分がイマイチよく分からない。マウスとハムスターの関係が、この文章でははっきり捉えられない気がする。私の知識不足かも知れないが。
→書き出しは「また、一般的な動物実験ではマウスを使いますが、コロナウイルスの場合はハムスターを使います。なぜなら~」として欲しいのと、ACE2の構造違いの説明がうまく整理されておらず、元の文章では、マウスの方がいいのでは?と一般人は思ってしまうような気がした。

▲377/533付近:「走査型電子顕微鏡nと覚えたら良い」
→この記述は完全に経験者向けなので違和感があった(直しようがないけど)

〇446/533付近:「インシリコ」=初めて聞く言葉で勉強になった

〇458/533付近:「呼吸をしてみて、マスクが呼吸に合わせて上下するようでしたら大丈夫」=これは的を射た表現で”なるほど”と思った。ただし”上下”という表現は再考する必要があるように思った(うまい言い回しがなかなか見つからないが)

 

追記:

① 第4章の対策はかなり厳しいと思う。宮沢氏の「100分の1作戦」が妥当だと思うがいかがであろうか。

② 集団免疫に関してはどのように考えているのであろうか。

③ このウイルスはBSLはどのレベルで扱うべきなのであろうか。
 →感染症の分類はどのあたりが適当なのか。

④ ワクチンに対する”若手ウイルス研究者”としての考えも書いて欲しい。

 

以上。

刑事コロンボ#39「黄金のバックル」

原題:Old Fashioned Murder(直訳:昔ながらの殺人)

日本語版:1977年 NHK総合

 

【今回の小ネタ】
 
☆今回登場する車
ほとんどのシーンが室内のせいか、今回も前回同様、車が登場するシーンは少なかった。元々、犯人は車に乗っていないらしく、唯一登場する車は殺される警備員(今回のエピソードの作家カメオ出演らしい)が乗っている「フォードLTD (1974)」のみであった。 しかも夜のシーンできれいなスクショは撮れず残念な感じ。

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☆今回はセリフも役名もあったマイク・ラリー氏
前々回のエピソードで現場の警察スタッフとしていつものチョイ役で登場していたマイク・ラリー氏。今回も現場にいたが、いつもより多めに映っていたと同時に、セリフもあったりして注目してしまった。しかもコロンボに「カーター」と呼ばれていたし、いつもより生き生きと演技していたように感じた。

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☆小道具いろいろ
もうワンパターンな感じではあるが、他にネタがないので(今回はストーリーが中心で地味なエピソードだったと思う)、無理やりチョイスしてみた。
公衆電話・・・受話器を取る→硬貨を入れる→ダイヤルを回す
留守番電話・・・当時はカセットテープ方式だったと推測。時計はモダンな感じ。
ステレオ装置・・・ターンテーブルに乗っているレコードのデザイン(?)が気になる

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公衆電話と言えば(無理やりな展開)、近年では日本国内の公衆電話が減少しつつあるが、そういう中でNTTの公衆電話のガチャガチャが秀逸で、マニアの中で盛り上がっている。というか、自分も買ってしまっている。マジで精巧な作りで、とても300円のガチャガチャとは思えない。(下記写真の右端が大きさ比較用の10円玉) 

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さらに話が飛躍気味になるが、公衆電話のタダがけというシーンが堂々と登場する映画が『WarGames』(ウォーゲーム)で、これは何回も観ている好きな映画の一つで、1983年の米国作品。今はなき(日本では)缶飲料のプルタブを使ったハッキング技は、当時の公衆電話では実際に出来たらしい。 

youtu.be

 

☆気になる英文字たち
これも小道具の類いだが、そこに書かれている英文字が気になる。シーンとしては一瞬に近いので、ストーリーにはあまり関係するものではないが、なぜか気になるのである。以前のエピソードでも地味にタバコのパッケージが登場していたが、今回も「Cecil」というタバコが出てくる。だからどうしたというわけではないが、当時は普通にタバコが扱われていたという話。今なら自粛対象か。

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あと、コロンボが男性向けの美容室に捜査で行った際に、不可抗力的に散髪させられてしまうシーンがあるが、その値段※もさることながら、マニキュアもさせられるという流れは、日本ではあまり馴染みがない気がする(単に自分が”床屋”にしか行ったことがないからなのか?)。しかも、コロンボの指先はお世辞にもキレイとは言えず、逆効果のように見えるからちょっと笑える。(※撮影当時、1976年の為替レートは1ドル293円で25ドルは7,325円だ) 

 

以上。

 

本人確認しすぎ!?

去年から今年にかけてメルカリを使って主に断捨離をしていたが、最近は貯まった残高を使って、たまに買い物をしていた経度。いつも事務局からのお知らせが頻繁に入るが、ワンパターンの既読処理でスルーしていたのだが、今回のお知らせは「やることリスト」に入っており、読むだけではアイコンバッジが消えないのだ。

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まあ、通知設定でバッジをオフにすれば出て来なくなるわけだが、不便なことも多いのでそのままにしている。

さて、しょうがないから「やること」をやってやるか、と思って先に進むことにしたのだが……

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この通知、実は締め切りがあるようで、12/21時点で消えるようだが、現時点では消えていない。(言い訳Part1:この日記の日付は12/20だがスクショは翌日にしたのでこうなってしまった)

ページをスクロールすると……

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今回の「本人確認」手続きをすると、よくある”本人確認済”マークが付くらしい。まあ、確かに安心感は醸し出せるのだが……

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締め切りまでに手続きをすると100ポイント貰えるとのことで、実質100円でユーザーを釣ろうとしているのである。

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何やら色々書いてあるが、字ばかりで読む気がしない。まあ、このあたりは斜め読みして次に行くことにした。

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iPadでオペレーションしているのだが、なぜか急にレイアウトがスマホっぽくなってしまった。何か嫌な予感が?

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え?写真を撮るの?しかも、本人の顔も撮るようで、なんだか(いろんな意味で)ハードルが上がった気がした。

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「設定をはじめる」をタッチすると、結局、さっきの嫌な予感が現実になった。ここまで進めさせておいて、この落ちはないだろう。

しかたがないので、iPhoneを取り出して続きの処理をすることにしたのだが……

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「え~」という感じである。運転免許証の表を撮影するだけではなく、裏も横も撮影するって、初めて聞いたわ。横からの撮影って、コピーでの処理を防止するためだろうけど、そこまで必要なのか?

そして、気になるのが「顔の動きを撮影」という謎のステップがあるのを見て、もう耐えきれなくなり、中止することにした。「本人確認済」マークなんてなくても普通に売買できるし……

ここまでの個人情報を怪しげなメルカリに提供するほうのリスクがベネフィットを遥かに上回ると思うのだ。ただでさえ個人情報流出が頻繁に起こっているネットの世界なので、自己防衛することが求められている。

 

最近、ハマっているツイッターでの反応も見てみることにした。(言い訳Part2:ツイッターに時間がとられ、この日記がおろそかになっている傾向がある……)

 

 ▲アウトらしい。(個人の感想です)

 ▲なるほど。若いとそうかも知れない。

 ▲確かに本人確認しなくても不便さはない。

 ▲「在留カード」や「パスポート」のことを言っているのか。

 ▲顔認証処理がうまくいかないらしい。

 ▲私と同じ感想だ。

 ▲きっと、この手の意見が1番多いと思う。

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 ▲これが1番ウケた。優勝

 

以上、バッジが消えるのをじっと待つ作戦に決定した。

 

刑事コロンボ#38「ルーサン警部の犯罪」

原題:Fade in to Murder(直訳:殺人にフェードイン)

日本語版:1977年 NHK総合

 

【今回の小ネタ】
 
☆今回登場する車
実際に乗って走っているシーンはなかったが、スタジオ内の赤いクラシックカーが気になった。車種は「キャデラックシリーズ452A」のようだが、誰の車なんだろうか?ちなみにこの車と同じ車種は、闘牛士も乗っていたようである。

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 そして、犯行現場に時間差で乗り付ける2台の車は、最初が被害者の女性の車で2台目が犯人の車である。何か既視感がある車だが、めんどくさいので(?)車種を特定せずにスルーしよう。

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☆今回のトリックのネタ
まだ一般には普及していなかったビデオレコーダーを使ったトリック。1970年代、まだ家庭用のビデオ、VHSやβマックスが登場していない世界で、ビデオレコーダーを持っているのは金持ちだけ、という設定だ。視聴者にもそのあたりの説明が必要なのか、ビデオデッキのアップのシーンで”VIDEOTAPE RECORDER”という表記が出てくるが、良く見ると字が”躍って”いる。実機にはない表示を、分かりやすくするために貼り紙した感じである。これを見ると、「白鳥の歌」のセスナのコックピットのアップでも似た手法を用いていたのを思い出す。

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しかし、ビデオカメラが大げさだ。カメラ本体以外に記録用のデッキを肩掛けするスタイルは、今では考えられないシーンである。でも、このあと1980年代に日本で家庭用のビデオデッキが登場した際も、カメラとデッキはセパレートしており、気軽に撮影というわけにはいかなかった。(下の写真は手持ちの当時のカタログ)

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☆小ネタ中の小ネタ
ルーサン警部の自宅の寝室には、なぜかパチンコ台が置かれていた。もちろん当時はデジタルなんてものはなく(液晶なんて遥か未来のギミック)、懐かしい釘のレイアウトが見て取れる。実際には稼働しいるようには見えないので、ジャパニーズな装飾品という扱いなんだろう。 

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☆ダブルなネタが隠れているシーン
何気ないシーンに見えるが、実は小ネタが2つ隠れている。1つはコロンボのセリフでも分かるように「ジョーズの鮫」がプールにいるという話だ。でも、どう見てもかなり劣化したジョーズだ。こんな鮫が登場しても全く怖くないと思う。そしてもう1点。コロンボの背中にある白い丸印。見過ごしそうなシーンだが、これはこの時点ではあってはならない、いわゆる”オーパーツ”なのだ。この後のルーサン警部とのやり取りの中で、背中にチョークで描くはずで、まあ撮影順というものがあるのだろうけど、ちょっとお粗末。
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☆そして今回も宇宙大作戦ネタ
やっぱり当時、1970年代の米国のTVドラマ界においては、宇宙大作戦STARTREK)の影響は測りしてれないものがあるようで、結局、刑事コロンボシリーズにも、宇宙大作戦の中心メンバーのうち、4人が登場している。もちろんその役名で登場するわけではなく、役者が同じというだけなのだが、宇宙大作戦ファンとしては、どう見てもスポックでありカーンなのだ。今回は、カーク船長役のウィリアム・シャトナーと、チェコ役のウォルター・ケーニッグも出ているという、宇宙大作戦ファンにとっては垂涎ものなのだ。まあ、チェコフ(この名前の方がデフォルトなのだ)の方は、殺人現場にいたチョイ役刑事なのだが。

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個人的には、ルーサン警部ことウィリアム・シャトナーの声は矢島正明氏にやって欲しかった(ていうか山城新伍氏なんだね)。いや、矢島氏の声だとそのまま宇宙大作戦でタイムトラベルした話のように思えてしまうので、却ってよかったのかも知れないが。 

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最後に見逃しそうなネタ。犯人の自宅のリビングには、「カーク船長」らしき写真立てが飾られている。果たして真実は?(1時間5分30秒付近)

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以上。

 

食ランダム

普段から思いついたまま、いろんな食べ物を買ったり作ったり。

 

ぬって焼いたらカレーパン

あくまでイメージだがよくできた商品。実際に食べてみると、カレー風味だけでなく、カレーパンの表面のパン粉(?)の食感も再現している。ていうか、その点がこの商品のウリなのではないかと思う。

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ハッピーターン ペッパーチーズばかうけ クアトロチーズ味

最近、注目しているせいか、スナック菓子でチーズ味が流行っている気がするし、そのレベルが上がっている気がする。今回の対決、見た目と単価が似通った勝負、ばかうけのほうに軍配を上げたい。

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京都 出町柳 千賀”の 豆大福

京都の豆大福と言えば、印象的だったのが「名代豆餅 出町ふたば」。自分自身は1回しか行ったことがないが、知人に言わせると毎日店頭が混雑しているらしい。そして、やはり美味しい。今回は京都となっているが店は岡崎。ちょっと肩透かしを食らった感じだが、でも美味しかった。

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アレンジ版のシュウマイ

最後は自作系のおかず。シュウマイの皮の代わりにもやし(NHKのガッテンに影響された”ブラックマッペ=黒豆もやし”)を使用、さらにトッピングのグリーンピースの代わりにいんげんを代用した。まあ、冷蔵庫の在庫処分系。

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以上。

 

刑事コロンボ#37「さらば提督」

原題:Last Salute to the Commodore(直訳:提督への最後の敬礼)

日本語版:1977年 NHK総合

 

【今回のタイトルについて】

 

ほとんど関係ない話だが、タイトル中に使われている”Commodore”という単語を見ると、過去にマイコン・オタクだった私は、どうしても黎明期のパソコンを思い出してしまう。

Commodoreは企業名で、日本ではコモドールという表記で知られ、初期のマイコンマニア、のちのパソコンマニアの注目の的だった。特に、PET2001が登場した時には、まさに未来がやってきた感じがしたものだ。

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コモドール社のPET2001

この初期の米国製パソコンは1977年に登場したということは、もう40年以上前のことになる。今でもこのデザインを超える未来チックなパソコンはないと思う。ただし、記憶装置はカセットテープのみで、短いプログラムを保存するだけでも数分を要した。キーボードも安物の電卓みたいで、使いづらいものだったが、それでもマニアは必死に使いこなしたものだった。ちなみに私は実物こそ見たことはあったが、実際に操作したことはなく、この後に発売されるNECPC-8001を購入し、パソコンの世界にどっぷりと浸かっていくことになった。(この話を始めると止まらなくなるのでいつか別の日記に……)

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NECPC-8001シリーズ


【今回の小ネタ】
 
☆今回登場する車
実は今回の主役の乗り物は、いつもの車ではなく船だったりする。でも、一応登場人物たちは車に乗って登場もするが、相変わらずのバブリーな車しか乗っていない。容疑者(犯人ではない)の車は「メルセデスベンツ 450SL」という定番。そして、従来では目立たなかった警察車両の「フォードLTD」は、圧倒的なフロントビュー。ただ、今回の車の主役は何と言ってもコロンボの愛車「プジョー403」。なんと、普段は幌を被せて走らせているのに、今回はオープン状態で登場し、しかも容疑者や同僚を乗せていたりする。更にこの時、コロンボは自分では運転せず、新人刑事がハンドルを握っているのだ。

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☆ということで冒頭から船の登場
船と言っても客船や漁船などの実用のものではなく、今回登場するのは金持ちの道楽系のプレジャーボート各種。高級外車やプライベートジェットと同様、ミリオネアの象徴だ。まあ、船酔いする自分には無用の長物だが。しかし、冒頭でいきなり「タイタニック」なるボートが登場するのには、ちょっとビックリ。

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この手のボートと言えば、映画『太陽がいっぱい』での印象が深い。特に最後のシーンを観ると、ある意味ボートが物語の主役とも思えるのだ。もちろん、主人公役はアラン・ドロンなのだが。(そういえばこの映画も“ミステリー”と言える)

www.youtube.com

 

☆今回の小物たち
小物にマイク・ラリー氏を入れてしまい申し訳ないが、今回は前回のエピソードと違って、ほんの一瞬映っただけ(事件現場の写真撮影担当?でいわゆる鑑識チーム)。小道具の中では、望遠鏡のレトロなデザインに目がいくが、地味に登場するTVが気になった。昭和チックなありきたりのデザインだが、実はブラウン管がキーポイント。これはまさしくSONYトリニトロンだ(確証はないが)。 

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トリニトロンはブラウン管の製品仕様の1つで、主に電子銃やアパチャーグリルにその特徴があるが、外観的にはブラウン管の表面が”円筒の一部を切り取った形状”になっている点だ。なので、今回のようにTVの前面を見ればすぐにトリニトロンということが分かる。ちなみに他の方式ではブラウン管表面は球の一部になっている。SONYに言わせると、この形状は(垂直方向が直線的なので)上面から(例えば天井の照明)の光の反射を防げる、ということである。実際、その昔かなり長い間、SONYのTV(PROFEEL)を愛用していたこともある。(あ、今もSONYBRAVIAだわ。もちろん液晶なんだけど)

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☆いつもと違うコロンボが全編にあふれていた
なんだか人懐こい(というかやりすぎっぽい)コロンボ。もしかしたら、葉巻の禁断症状でハイになっているのかも、と思うぐらいいつもの雰囲気とは別人だった。それは、最後のシーンでも同様で、いかにもよくあるミステリードラマのシーンで、容疑者を全員一か所に集めて、その前で謎解きをし犯人が誰かを言い当てるのだ。コロンボのシリーズとしては異質な終わり方であり、しかも犯人が観念したシーンの後も、余談的な流れがダラダラと続くというキレの悪さ。ノーマルなミステリードラマとしては分かりやすいが、倒叙じゃない点(ミスリード)も含め、これは“コロンボ”ではない

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以上。